生理の悩みは人それぞれ。なかでも生理痛のつらさはダントツ! 重くのしかかるような痛みに、お腹を温めたり、薬を飲んだり、ひたすら横になって休むことで対処している…という人は多いはず。

生理中はあまり運動する気にもなれないけれど、このたび、『Journal of Alternative and Complementary Medicine』誌に、「ヨガ」が生理痛に効果的ということを取り上げた論文が掲載されたそう。

ヨガが生理痛に効果的な理由

コスモポリタン アメリカ版によると、この論文は過去に13~45歳の女性を対象に行われた、痛み・生活・ストレス・気分などの月経症状に対するヨガの効果を調べた研究15件を再検討したもの。その結果、1日につき、たったの10分間ヨガをしただけでも効果があることがわかったようで、実践した女性からは不快感や憂うつ感も軽減された!との声が。

キングス・カレッジ・ロンドンで精神保健看護学の講師を務めるジェニファー・オーツ博士が<Time>で語ったところによると、ヨガをすると、体内で天然の鎮痛剤成分の分泌が促されて、痛みの感じ方や捉え方が変化するのだとか! ヨガにそんな効果まであるなんて!

生理痛を和らげるヨガのやり方

じゃあ、生理痛を和らげる完璧なヨガって? それを解明するにはさらなる研究が必要みたい。どのタイプのヨガが1番効くのか、どれぐらいの頻度でやる必要があるのか、月経周期のどのタイミングで行えば最大の効果が得られるのかなど、詳細が明らかになるまではもう少し待つことになりそう。

でも、血行を良くするだけじゃなく生理痛にまで効くとなれば、ヨガをやらない手はないのでは? 博士によれば、その効果を感じるには、ヨガの基本と言われるハタヨガを少なくとも週に1〜2回、数カ月間やってみるとよいそう。

生理で苦しいときにヨガをするなんて…と気乗りしない人は、ベッドの上でお腹を守るように丸くなる「胎児のポーズ」を試してみて。こんな風に、いつでもどこでも始められるのもヨガのいいところ!

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:浜口寛子(Office Miyazaki Inc.)

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