パン塗ったり料理に使ったり…と様々な用途で活用できるバターですが、人によってはなかなか減らず、半分も使い切らないまま消費期限を迎えてしまうことも。バターのおいしさをそのままに効率良く使い切りたいなら、実は「冷凍保存」するのがおすすめ。

本記事では「バターを冷凍保存する方法」を、<グッドハウスキーピング>からお届け。買い置きをしてしばらく保存しておきたい時などに参考にしてみて!

バターは冷凍できる?

バターは、冷凍可能な食品。また、実はマーガリンや牛乳、チーズも冷凍できます。

バターを冷凍するタイミング

冷凍庫に入れることでバターの品質が良くなることはないので、購入後すぐの鮮度が良い(=おいしい)状態の時に冷凍するのがおすすめ。一度溶けたバターを再冷凍するのは避けましょう。

バターを冷凍保存する際の注意点

バターなどの脂肪分は強い匂いを吸収しやすいので、冷凍保存する際は二重に包むと良いでしょう。購入時の包装紙が冷蔵用のものである場合は外し、ブロックごとアルミホイルで包み、さらにフリーザーバッグに入れるようにしましょう。

中身を把握できるように、内容物と冷凍保存した日付は必ず明記して。小さなブロックバターを冷凍する場合は、冷凍庫内の食品リストを作って記録しておくと、使い忘れを防ぐことができます。

冷凍バターの保存可能期間

冷凍バターは、冷凍庫で3カ月程度保存可能。

冷凍すると風味は変わってしまう?

バターは冷凍しても、適切に保存されていれば風味への影響はほとんどありません。

冷凍したバターの解凍方法

少量サイズのバターの場合、冷蔵庫で一晩解凍すればOK。キッチンペーパーを敷いた皿に並べ、ラップで軽く覆っておきましょう。 解凍後はきちんとラップをして冷蔵庫で保管し、3日以内を目安に食べ切ること。

fresh butter
milanfoto//Getty Images

解凍バターの使用法はいろいろ

小さめサイズで冷凍したバターは、料理に加え、焼き菓子を作る時に必要な分量だけ解凍できるのでとても便利。冷凍庫から取り出したら、そのままグリルした肉や魚の上に置いたり、温野菜と和えたりできるのもバターの便利な点。

また、ハーブバターにするのもおすすめ。やわらかくしたバター100グラムに刻んだパセリ大さじ2~3を加え、レモン汁を絞って味を調整。木べらでよく混ぜ合わせ、直径3センチ程度の丸太状にしたらできあがり。ハーブバターは冷凍・解凍の過程で風味が増すので、おいしさを逃がさず他の匂いを付けないためにも、ホイルとフリーザーバッグを使って必ず二重に包んだ状態で冷凍しましょう。使用する時は凍ったままバターを取り出し、お湯で温めた包丁でスライスすればOK。サンドイッチ、カナッペ、トーストに塗ってもおいしいはず!

このレシピに粒マスタードを少し加えたり、レモンの皮を加えると、魚によく合うピリッとした風味のレモンバターに。自分好みのオリジナルフレーバーバターをぜひ作ってみて。

この翻訳は、抄訳です。
Translation: 宮田華子
GOOD HOUSEKEEPING