9月24日(現地時間)、7年付き合ったジェイ・ブルームフィールドさんと結婚したチェルシー・ヒルさん(29歳)。車椅子で生活する彼女は、結婚式で新郎にサプライズを決行。父親と一緒に自らの足でヴァージンロードを歩き、その姿が感動を呼んでいる。

2010年、当時高校3年生だったチェルシーさんは友人が運転する車に乗り、不慮の事故に遭遇。腰から下が麻痺してしまい、車椅子生活を余儀なくされることに…。

けれど彼女は障害をものともせず、最高の人生にしようとロサンゼルスを拠点とする車椅子ダンスチーム「Rollettes」を創設。

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そんな彼女は、2014年にジェイさんと運命の出会いを果たし、交際に発展。それから7年が経った今年9月に、カルフォルニア州ハンティントンビーチにあるハイアットリージェンシーで、めでたく結婚式を挙げた。

そしてチェルシーさんは、この特別な瞬間に彼にサプライズを敢行。彼女が用意したサプライズは、自らの足でバージンロードを歩くこと。立ったり座ったりが楽なようにスカートの取り外しが可能なカスタムメイドの「ガリア・ラハヴ」のウェディングドレスに身を包んだ彼女は、足に装具を付け、歩行器を使って父親と共にバージンロードを歩いた――。

彼女が入場するまでは、バージンロードに背中を向けるよう言われていたジェイさん。振り向くと、自らの足で歩くチェルシーさんの姿を目の当たりにし、感動のあまり号泣…。会場もあたたかい空気に包まれ、感動的な瞬間には多くの人が心を奪われることに。

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実は、「結婚式の日にバージンロードを歩くことをずっと夢見ていた」というチェルシーさん。

「私が伝えたいのは、『車椅子に座っているのが悪いことではない』ということです。でも私は、子どもの頃からバージンロードを歩く自分を想像していました。この障害が私から何かを奪ったわけではありませんが、私はただ心と心を通わせ、あの場所に立って彼と目を合わせたかったのです。それが私にとって本当に重要なことだったから」

また、彼女は自身のInstagramで「バージンロードを歩いたことは、その日の最も印象的な瞬間のひとつだった」と語り、ジェイさんへの愛を誓った。

「その瞬間は、私たちの魂がひとつになったように感じました。まるで私たちしかいないように感じ、ただただ彼を見つめていたんです」

「事故の後は、私のすべてを本当に愛してくれる人に出会えるかどうか確信が持てませんでした。けれど彼は私のすべてを受け入れ、尊重し、全部を愛してくれました。だから今日この瞬間のために、私はいつも夢に見ていたことを実現したかったのです。あなたと目と目を合わせて、お互いの人生に誓い合いたいと」

さらにチェルシーさんは、挙式だけでなく披露宴でもサプライズを仕掛け、会場は大盛り上がり! 父親と一緒に踊ったり、他のプロのダンサーとともにノリノリなダンスを披露したりと最高の時を過ごしたそう。

愛する人に向け、記憶に残るプレゼントを贈ったチェルシーさん。このストーリーには、多くの人が心動かされたはず――。