素敵な男性に出会い恋に落ちたものの、その後になって、実は彼に子どもがいることを知った――という状況は、大人同士の恋愛なら少なからずあり得ること。その時、あなたならどんな選択をしますか?

ケイティ・マッサーさんは、まさにそんなシチュエーションに直面した女性。そしてその後、彼女が取った行動が感動的だと、コスモポリタン アメリカ版が伝えています。

ケイティさんが後の夫となるジェレミーさんと出会ったのは、2013年のこと。しかしその直後、ジェレミーさんには元恋人であるケイシー・ベンダーさんとの間に生まれた、幼い息子のランドン君がいることを知ったそう。

この事実を知ってからしばらくは、ジェレミーさんとの諍いが続き、ケイシーさんを嫌悪する苦しい日々を送っていたというケイティさん。しかしある日、心に生じた変化について、彼女はFacebookにこのように綴っています。

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ある朝目覚めて、こう思ったの。「私、今の自分が大嫌い」って…。私はジェレミーを心から信じたかったし、この後の人生をこんな状態で続けていくのは嫌だった。だからランドンが1歳を迎える少し前に、ケイシーに会うことにしたの。何か特別なことを話すわけではなく、ただありのままの真実を話すだけ。もちろん簡単なことではなかったわ。一瞬で相手を信用することなんて、誰にとっても難しいでしょ?
でもその後、私たちは「ママ友デート」をするようになった。自分自身のこと、ランドンのこと、過去の恋人たちのこと、何でも打ち明け合ったわ。
私たちの間にある唯一の共通点は、ランドンだった。ランドンこそが私たちの心を繋げてくれる存在だったの。彼は私たちに忍耐と、理解と、愛を与えてくれた。ランドンが初めて立った時や、トイレトレーニングをした時、初めて歯医者に行った時に、私は立ち会っていない。でもケイシーは、私がまるでずっとそこに居たかのように、敬意を持って接してくれた。私をランドンの母親として扱ってくれた。決して建前ではなく、彼女は心からそう思ってくれていたの。

こうして、ケイシーさんとの間に友情を築いていったケイティさん。

ちなみにケイシーさんは現在、タイラーさんという新しいパートナーと再婚しており、彼もまたジェレミーさんとケイティさんに対して、"お互いにランドンの親"という敬意を持って接してくれているのだとか。

つまり彼らは、4人で協力してランドン君を育てる、というスタイルに着地したということ。

その後ケイティさんとジェレミーさんは結婚を決意し、2017年9月に行われた結婚式で、ケイティさんは下記のような誓いの言葉を読み上げたそう。

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まずはケイシーさんとタイラーさんに向けて、このように述べたケイティさん。

まず、私をあなたたちの友人として受け入れてくれてありがとう。そして、ランドンの人生に加わることを許してくれてありがとう。私はあなた方の息子にとって、素晴らしい母親になることを約束します。日々彼を導き、教え、そして愛します。
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さらに、ランドン君に向けてこう誓った彼女。

毎日あなたの側で、あなたの声を聞き、あなたを愛することを誓います。心から、あなたのパパを愛することを誓います。あなたのママと、タイラーの最高の友であり続けることを誓います。この先あなたの人生においてずっと、私たちは大きな1つの家族であり続けることを誓います。
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こちらが、その時の実際の映像。

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このような決断をするのは決して容易いことではないけれど、ケイティさんは締めくくりとして、Facebookにこう記しています。

私にはただジェレミーと結婚するだけでなく、彼からの信頼と尊敬、そしてケイシーとタイラーからも、その気持ちを得ることが必要だった。私が心に誓ったのは、常に1つの家族であり続けること。そしてその誓いが破られることはないと、自信を持って言えるわ。

子育ては大変だけど、とてつもなく素晴らしいもの。では、共同での子育ては? それは"恵み"よ。結婚までの4年間は、私にとってもっとも困難であり、同時に最高の歳月だった。私を愛してくれる人たちから、心からの理解とサポートを得ることができたんだもの。親権問題や、相手を受け入れること、理解すること、関係を築くことは、多くの人が直面する問題だと思う。誰もが私たちが辿り着いたような、恵まれた関係性を築けるわけじゃないことは分かってる。だけど子どものために双方が歩み寄り、コミュニケーションを図り、同じルールと愛と尊敬の元に、子どもを育てることは可能なのよ。世の常識を打ち破り、あなたが"新しい常識"になって。
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※この翻訳は、抄訳です。

Translation:伊藤 由佳里

COSMOPOLITAN US