コスモでは以前にも、シャワーセックスの問題点について指摘した記事を紹介したけれど、今年は『フィフィティ・シェイズ・ダーカー』の公開もあって、危険なシャワーセックスを試してうっかり病院行きになるカップルが出てしまいそうな予感…。

そこで、「最も過大評価されているプレイ」と言っても過言ではない、シャワーセックスの問題点を解消するアイデアを、コスモポリタン アメリカ版から。


セックスセラピストのヴァネッサ・マリンさんいわく、「シャワーセックスにトライする人たちって、きっと映画やテレビの影響を受けてるんだと思うけど、忘れちゃいけないのは、現実にはそこに撮影隊がいて、スムーズかつセクシーに見えるように作られてるんだ、っていうこと」。

それでも、フカフカで気持ちの良いベッドよりもシャワーセックスをしてみたい!という人のために、マリンさんがコツを伝授してくれました。

1ツルツル滑って転ぶ

素っ裸の状態でお風呂場で転ぶのは、本当に危険なこと。防止したいなら、滑らないバスマットの購入を検討してみて。また最近は、壁に吸い付く「吸盤つきハンドルという便利なものもあるそう。

2石鹸やシャンプーが入ってほしくないところに入ってしまう

ヴァギナは自浄作用があるので、石鹸を使う必要は全くないし、合わないと肌荒れを起こすことも。もちろんシャンプーも同様。「セックスしながら体も洗えて一石二鳥」という考えを捨てれば、これは解決しそう。

3身体中シャワーで濡れているのに、ヴァギナだけ濡れてない

実はシャワーは愛液を洗い流してしまい、むしろ滑りが悪くなるそう。そんな時はラブローションを試してみて。素材はシリコン製を選ぶのがおすすめなんだとか。理由は、水性のローションだとすぐに流れてしまうから。ちなみにシリコン製のローションはバイブなどと一緒に使うと、バイブを傷める可能性があるそうなので、気を付けましょう。

4.体が準備OKになるまで時間がかかるのに、その間に体が冷える

残念ながら、シャワーセックスはゆっくり時間をかけてするのには向いていないよう。前戯はベッドで済ませて、本番を一気にシャワーでするのが正解。もしくは、「セックス自体は心地よいベッドでしましょう。そして、セックスの後、体が火照った状態で一緒にシャワーを楽しむんです。前戯ならぬ後戯ですね。体はまだオーガズムの後の感じやすい状態なので、彼と石鹸で体を洗い合うと、いつもより楽しくなる可能性大です」と、マリンさん。

5狭すぎる

「単にシャワールームの大きさの話じゃないんですよね」と語るマリンさん。「シャワーのお湯を浴びられる範囲も問題。一方がシャワーのお湯をたっぷり浴びている時、もう一方は体がどんどん冷えてしまいますから」。確かに、寒いとセクシーな気分にはなりにくいかも。結果、かなり狭い範囲で体を押しつけ合うような姿勢になりがち。「それでもそこでセックスしたいなら、腰を曲げ、両手を壁について、男性に後ろから挿入してもらうのが一番でしょう。立ってするバックポジションですね。足元に滑らないシャワーマットを敷けば、かなり安全も確保できるはずです」。

6.コンドームを装着しづらい

そもそも、シャンプーや石鹸、ボディソープ、コンディショナー、どれをとってもコンドームの素材であるラテックスを劣化させる危険性が。その上シャワーのお湯があなたの愛液を洗い流してしまうと、コンドームがさらに破れやすくなる場合も。もしあなたが他の避妊をしておらず、コンドームが必須だったとしたら、シャワーセックスはとにかく相性が悪いので、挿入を避けるのが一番無難な選択肢。


7.挿入がそもそも難しすぎる

挿入にこだわらなくても、他に楽しめるセクシーなプレイはいっぱいあるはず。「一緒にシャワーに入って、指で愛撫し合うとか。シリコン製のラブローションを用意して、お互いの体を弄る程度なら、"お風呂場で転んでタイルに頭ぶつけて頭蓋骨にヒビが入る"なんてこともないでしょう」と、マリンさん。

そして何より、快適にセックスがしたくなったら、いつでもベッドに移動しましょう。なぜならそこが、一番セックスに適した場所だから。

※この翻訳は抄訳です。

Translation:山下 英子

COSMOPOLITAN US