避妊や性感染症予防のために使うコンドーム。しかし、使用期限を過ぎたものを使ったり油性の潤滑剤と一緒に併用したり、間違った使い方をしている場合、妊娠や感染症を防ぐ効果が薄れてしまう可能性が。

若者向けにセクシャルウェルネスに関する情報発信や支援を行うイギリスの慈善団体<ブルック>は、イギリス国民のなんと75%がコンドームを間違った方法で使っていると推定しているのだとか…!

本記事では、コンドームを使う必要性や、間違った使い方と注意点について<コスモポリタン イギリス版>と<コスモポリタン アメリカ版>からご紹介。後で後悔しないためにも、以下のチェックリストをパートナーと一緒に確認してみて。

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コンドームを使う必要がある理由

コスモポリタン アメリカ版>によると、「低用量ピルを服用していれば、コンドームをつける必要はない」と思っている人が一定数存在するよう。しかし、コンドームには避妊以外にも性感染症を予防する役割が。

また、低用量ピルを服用していても100%の避妊効果はありません。いずれにしても、コンドームを併用したセーフセックスを心がけましょう。

コンドームの間違った使い方と注意点

ここからは、コンドームを使う際の注意点と正しい使い方をご紹介。

1.パッケージに破損がないか確認しない

パッケージが破れていたり穴が空いていたりすると予防効果が半減することは、言うまでもありません。バッグやコスメポーチに入れられることが多いコンドームのパッケージ。使用する前には、気づかぬうちに破損している箇所がないかチェックが必要です。

2.使用期限の確認を怠る

市場に出回っているあらゆるものに当てはまることだけど、モノには使用期限や消費期限があるのが大前提。コンドームは決してカビるものではないけれど、劣化により本来の機能が損なわれることもあるので、くれぐれも確認を怠らないようにしましょう。

3.最初にコンドームをつけずに挿入し、途中でつける

最も気をつけるべきポイント。コンドームは挿入前につけるものです。そうしなければ、防御機能が劇的に損なわれる可能性が。

また、射精する直前にコンドームをつけることも同様にNG。射精前に分泌される“ガマン汁”に精子が混じっていることは多々あるそう。性感染症のリスクもあるので要注意。

4.正しく装着しない

コンドームをつけるとき、先端の精子を溜める部分に空気が入らないよう、指でつまみながら亀頭に被せることが大切。これを徹底しないと、セックス中にコンドームが破裂してしまう可能性が。

5.装着し損ねた後につけ直す

つけ間違いをすること自体は問題ではないけれど、つけ損ねたものは処分し新しいコンドームを使うこと。というのも、一旦ペニスに触れたコンドームには精子や性感染症の原因菌が付着している可能性があります。

6.1カ月以上カバンに入れっぱなしのコンドームを使う

1カ月以上バッグに入れて持ち歩いたということは、コンドームが高温にさらされたり傷んだりしている可能性が。解決策として、カバンに入れたコンドームは1カ月毎に新品と取り替えることを徹底しましょう。

7.射精後に膣からペニスを抜き出すとき、コンドームの輪の部分をしっかり押さえない

ペニスを抜き出すときにコンドームの輪の部分をしっかりと押さえていないと、コンドームが外れてしまう危険性が。そのような事態を防ぐためにも、ぜひとも慎重に。

8.コンドームと油性の潤滑剤を一緒に使う

潤滑剤(ローション)はセックスの名脇役。ところが、ワセリンのような油性の潤滑剤の場合は、コンドームを劣化させ、破損させてしまう恐れがあるそう。そのため、潤滑剤は水性タイプを使うのが賢明。

以上の項目を頭に入れて、パートナーと安全なセックスライフを送りましょう!

※この翻訳は抄訳です。

Translation: Rubicon Solutions, Inc.、YUUMI IKEUCHI
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