2024年11月に実施されるアメリカ大統領選挙は、2020年の前回大統領選の“リターンマッチ”になると予想されています。ジョー・バイデン現大統領(民主党)と、ドナルド・トランプ前大統領(共和党)が、いずれも再出馬を表明。

今後、新たに出馬を表明する候補者もいるとみられますが、2023年5月現在、次期大統領選に立候補する考えを明らかにしている2大政党の候補者たちは、以下のとおりです。

民主党

president biden delivers remarks at dnc event in washington, dc
Anna Moneymaker//Getty Images
2022年10月の民主党全国大会でスピーチするバイデン氏
  • ジョー・バイデン大統領

歴代のアメリカ大統領はそのほとんどが、再選を目指してきました。バイデン大統領もまた、2期目を狙っています。出馬表明のために公開した短い動画の中でバイデン大統領は、こう語っています。

「私は4年前に立候補したとき、私たちはアメリカの魂のために戦っていると言いました。その戦いは終わっていません…だからこそ、私は再選を目指します」

自己啓発本の著者として知られるマリアン・ウィリアムソン氏は、2020年の大統領選でも民主党の候補指名争いに名乗りを上げていました。

再び立候補することについて、このように訴えています。

「憎しみと不正、恐怖を上回る力を持った正義と愛のビジョンを創造することが、私たちの仕事」

かの有名なケネディ家の一員、ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は、新型コロナウイルスの流行以降、「反ワクチン」活動家として知られています。

ただ、ケネディ家の面々は多くが活動に反対しており、大統領選への出馬もサポートしないとのこと。

共和党

former president trump holds rally in robstown, texas
Brandon Bell//Getty Images
2022年10月に行った政治集会で演説するトランプ前大統領

アメリカで唯一の“2度弾劾された大統領”であるドナルド・トランプ前大統領は、「アメリカを再び偉大で輝かしい国にする」ため、立候補すると表明しました。

元国連大使でもあるヘイリー前知事氏は、「トランプ前大統領が2024年の大統領選に出馬するのであれば自身は出馬しない」と発言していましたが、心変わりしたもよう。

社会問題への意識が高い「woke(ウォーク=社会的、政治的に“目を覚まして”いる)」と呼ばれる層や企業を批判し、「anti-woke(反ウォーク)」を自認する起業家のラマスワミ氏。初めて公職選挙に出馬します。

ハッチンソン前知事は、トランプ前大統領が34件の重罪で起訴されたことについてコメントし、批判している数少ない共和党員のひとり。

保守系ラジオ番組の司会者であるエルダー氏は、2021年にカリフォルニア州で行われたギャビン・ニューサム知事のリコール(解職請求)投票で、後任候補として名乗りを上げていましたが、リコールは不成立に終わっています。

共和党で唯一の黒人の上院議員である、サウスカロライナ州選出のスコット議員は、大統領選に向けた党の候補指名争いに名乗りを上げたばかり。

From TOWN&COUNTRY

From: ELLE JP