私生活にも厳しいルールが!ファーストレディを知る40の事実
「運転」をはじめ「窓を開けること」も禁止されている…!?
米大統領とともに、世界中から注目をあびるファーストレディ。政治家ではないものの、その影響力の大きさから、ホワイトハウスでの生活で期待されている役割や、従わないといけないルールが盛りだくさん! 本記事では、ファーストレディにまつわる40の事実を、<Good Housekeeoing>からお届けします。
装飾ができるのはホワイトハウスの一部のみ
ファーストレディは、ホワイトハウスの家族が生活するエリアである2階と3階を好みに合わせて装飾することはできるけれど、それ以外の部屋への権限はないそう。
『First Women: The Grace and Power of America's Modern First Ladies』の著者ケイト・アンダーセン・ブラウワー氏は、『ABC News』でのインタビューで「一部は、そこに住んでいる家族ではなく、アメリカが所有する歴史的な部屋なのです」と説明しました。
改装に許可が必要なことも
ゲストルームであるリンカーンベッドルームなどを改装したくても、誰もが自由に出入りできる1階と2階のエリアについては、ホワイトハウス保存委員会の許可を得ないといけないそう。
インテリアデザイナーを選べる
ルールではないけれど、過去のファーストレディの多くが、ホワイトハウスの改装にインテリアデザイナーを雇っていたとのこと。
メラニア・トランプはタム・カンナリクハム氏を、ミシェル・オバマはマイケル・スミス氏を、ナンシー・レーガンは、デザイナーのテッド・グラバー氏を改装担当にしていました。
引っ越し時間は12時間以内
大統領一家がホワイトハウスに引っ越せるのは、大統領就任日の昼の12時以降。引っ越しは、12時間で完了させなければいけません。
ジョージ・ブッシュ前大統領の上級顧問を務めたブラッドリー・ブレイクマンは『Elle Decor』とのインタビューで、「アメリカ共通役務庁の役員たちが、壁のペンキ塗りやカーペットの張り替えなどの、人の移動を管理します。12時間の1分1秒も無駄にしません」と語りました。
ホワイトハウスのクリスマスツリーのテーマを決める
ホワイトハウスのクリスマスツリーのテーマをファーストレディが決めるという伝統は、1961年のジャクリーン・ケネディから始まりました。この年は「くるみ割り人形」がテーマに。
メラニア・トランプによる2020年の飾り付けは、「アメリカ・ザ・ビューティフル」がテーマだったそう。
外国政府からのギフトの受け取りは禁止
大統領とファーストレディに外国政府から与えられたギフトは、正式にはアメリカ政府宛のもの。例外はあるものの、基本的にはアメリカ国立公文書記録管理局が管理するとのこと。
外国政府以外からのギフトは受け取れる
外国政府以外からのギフトは受け取ることができるものの、このルールにもいくつか例外が!
「Ronald Reagan Presidential Library」によると、食べ物、飲み物、香水やローションなどの肌に直接触れるものは、安全のために、警備によって処理されます。
また、年間で受け取ったギフトは申告する必要があり、税金も払う必要があるとのこと。
ホワイトハウスの窓を開けるのは禁止
「ホワイトハウスでは窓を開けてはいけないんです。サーシャ(オバマ夫妻の次女)が1度誤って開けたら、『窓を締めなさい!』って電話が来たんです。その後は、2度と開けませんでした」と、オプラ・ウィンフリーとのインタビューで、ミシェル・オバマが告白したことも。
ホワイトハウスでの晩餐会の主催を務める
『The White House Historical Association』によると、州知事を招くホワイトハウス晩餐会では、ファーストレディが座席やフラワーアレンジメントなど、全てを担当しなければいけないのだとか。
イースター・エッグ・ロールも主催
毎年イースターシーズンに行われる「イースター・エッグ・ロール(卵転がし)」を担当するのも、ファーストレディのつとめ。
1878年にメアリー・ドット・リンカーンが始めたことで、自分好みにイベントをアレンジすることもできるそう。
ハヌカも開催
2001年にジョージ・ブッシュ前大統領とローラ・ブッシュが、ユダヤ教の式典ハヌカを祝うパーティを開催。それ以降、お祝いをすることが通例になりました。
選挙後は、次のファーストレディにツアーをする
新しい大統領が選ばれた後には、ファーストレディが次期ファーストレディへホワイトハウスのツアーを行います。大体、このツアーはピリピリしていることが多いとのこと。
生活費は自費
大統領一家の費用で在任期間中に国が負担するのは、ホワイトハウスの家賃、交通費、警備費、医療費だけ。それ以外の生活費、食費、教育費、日用品費、被服費などは全て自費。
デザイナーの洋服はプレゼントされても1度しか着れない
大統領やファーストレディがデザイナーブランドの服をプレゼントされたときは、着用後に寄付しないといけないんだそう。もちろん自分で買いとることもできるけれど、その場合は自己負担!
ファッションには人一倍注意が必要
ファーストレディのファッションは常に世間の注目を集めるもの。その分、TPOには人一倍注意が必要!
メラニア・トランプの「私は本当にどうでもいい。あなたは?」と書いてあるジャケットや、ミシェル・オバマの短パンが、過去に物議をかもしたことも。
パーソナルスタイリストを雇ってもいい
イベントごとでは、多くのファーストレディたちがデザイナーやスタイリストを雇ってきました。
運転は禁止
ヒラリー・クリントンとミシェル・オバマはどちらもインタビューで、ホワイトハウスに住んでいた頃、運転が恋しかったと告白。
さらに、ホワイトハウスから離れても、シークレットサービスがいるため、自分の車を運転することは禁止されているとのこと。
生涯シークレットサービスがつく
2013年、オバマ前大統領が過去の大統領とファーストレディ全員に、生涯シークレットサービスをつける法律を可決。さらに、子どもたちにも16歳まで警備がつく模様。
シークレットサービスを拒否することも可能
連邦法によると、大統領はシークレットサービスを拒否できないけれど、ファーストレディと子どもたちは希望によって拒否することも可能。
シークレットサービスは再婚したら終了
大統領とファーストレディは生涯シークレットサービスがつくけれど、ファーストレディが再婚した場合、サービスは終了に。