アメリカ・アーカンソー州の自治体で行われた首長選で、今年5月に高校を卒業したばかりの18歳の大学1年生が当選。アメリカ史上最年少の黒人首長に選出されました。

The Hill>によると、人口1,831人の同州クリッテンデン郡アールの首長選は12月6日(現地時間)に投票が行われ、18歳のジェイレン・スミス候補(民主党)が218票を獲得。対立候補のネミ・マシューズ氏の139票を上回り、当選を果たしました。

アール高校を卒業したばかりのスミス氏は、決選投票での勝利を確信していたものの、知らせを受けたときは衝撃的だったとコメント。彼は「地域社会を助けて、正しい方向へ動かしたい」と思って立候補したそう。

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スミス氏は次期首長として、交通、治安、そして大手食料品店の誘致に力を入れる予定。特に住民の食料へのアクセス確保に熱心に取り組んでいると言います。

「私たちの街には、ウエスト・メンフィス(近隣の街)から食べ物を調達するための交通手段を持っていない高齢の人々がたくさんいます。だからこそ、この街に食料品店があったほうがいいんです」

アーカンソー州立大学ミッドサウス校の学生であるスミス氏は、自身のFacebookでも選挙結果について投稿。自分の勝利が他の若者を刺激し、政治の世界に足を踏み入れるきっかけになることを望んでいると語りました。

「もっと多くの若者が立候補して、『変化を起こしたい』『みんなが望むようなコミュニティのリーダーになりたい』と言う人が増えればいいと思います」

現在は、週末に友人や家族と勝利を祝うなど、特別な瞬間を楽しんでいると<NBC News>に語ったスミス氏。今後、彼がどんな活動に力を入れていくのか、注目したい!