マティーニや、マンハッタンといったカクテルを飲んだことはあっても、それぞれに何がミックスされているのか、材料まで知っている人は多くないかも。

実は多くのカクテルで重要な要素として使われる「ベルモット」。今回は、単体でも他の材料と混ぜてもカクテルとしてもおいしく飲めるベルモットの基礎知識を<デリッシュ>からご紹介します。

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【INDEX】

ベルモットとは

ベルモットとは、ワインをベースにした混成酒で、蒸留酒を添加し、アルコール含有量を上げたお酒。もっと深く掘り下げると、ハーブやスパイスで味つけした、フレーバードワインの一種でもあるそう。

ベルモットの種類

ベルモットは、大きくドライベルモットとスイートベルモットの2種類に分けられます。

ドライベルモット

ドライベルモットはホワイトベルモット、あるいはフレンチベルモットとしても知られるもの。味はあっさりしていて、よりハーブの香りがし、糖分低め。

スイートベルモット

他方、スイートベルモットは、レッドベルモット、あるいはイタリアンベルモットともいわれています。ただし、レッドとは言っても、実際の色はキャラメルブラウンなのだそう。テイストは、スイートベルモットはコクがあり、よりスパイシーで、当然ながら、甘め。

どちらを選ぶかは、どんなカクテルを作るかによって決まるとのこと。たとえば、ネグローニを作るなら、カンパリとジンの味を橋渡しするものが必要なので、これらの材料に対して十分なスパイスと重みがあることが重要。だから、この場合にはスイートベルモットを組み合わせるのがふさわしいのだとか。

一方、クラシックなマティーニを作りたいなら、甘味を控えた、よりビターでハーブの香りのするドライベルモットがおすすめ。

blue cocktails with lemon and grape
Dani Serrano//Getty Images

ベルモットの特徴

しばしばカクテルベースに使われるベルモットだけど、ベルモットを混ぜることの主な目的は、味のバランスをとりつつ、重層的な香りを加えること

二つ以上の材料が加わったような複雑さがありながら、幅広い用途があるのが、ベルモットの特徴。

ベルモットの味

ベルモットは香りのいいハーブである、クローブ、シナモン、キニーネ、柑橘類の皮、カルダモン、マジョラムなどで風味を添えたお酒。

その上、すべてのベルモットは苦味のある植物を使って作られていて、それがこのお酒の基本的な苦味を与えているのだとか。

ベルモットはストレートでも飲める?

もちろんストレートでもおすすめ! カクテルに使われることが多いものの、氷と一緒にストレートで飲んでもOK。少量の炭酸水やシャンパンと一緒に飲むと、シンプルながら洗練された味わいに。

ベルモットとワインの違い

ベルモットはワインより強いお酒。なぜなら、ベルモットは混成ワインで、アルコールを追加されているから。一般的には、グレープブランデーという蒸留酒が足されています。

混成酒ではないワインのアルコール度数が9〜14度なのに比べて、ベルモットのアルコール度数は15〜18度。

ベルモットの代替品になるお酒

残念ながら、ベルモットの代替品になる、似たようなお酒はなさそう。ただし、万一ベルモットを切らしてしまったときの対策としては、ドライベルモットのかわりならドライシェリーを、スイートベルモットのかわりなら、ポートワインを使うのがおすすめ。

negroni cocktail at home
maurese//Getty Images

ベルモットの保存方法

ベルモットはワインであって、蒸留酒ではないので、時間とともに酸化するもの。そのため、ベルモットは冷蔵庫に入れて保存し、開封したら3カ月以内に消費すること。

ベルモットのおすすめブランド

他のお酒と同じで、ベルモットの種類やブランドはさまざま。よく売れているベルモットのブランドを挙げると、ドラン、マルティーニ、リーガル・ローグ、ノイリー・プラットなど。

いろいろと試してみて、自分の好みの味を見つけてみて!

※この翻訳は、抄訳です。
Translation:mayuko akimoto
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