世代によって行動や好みは変わるもの。セックスについても同じことが。
ミレニアル世代のセックス回数について、"意外?"な研究結果をコスモポリタンアメリカ版から。
<Archives of Sexual Behavior>によると、ミレニアル世代のセックス回数が減っていることが研究によって証明されたんだとか。研究者が複数の調査を比較したところ、1960年代に生まれたジェネレーションXと比較すると、1990年代に生まれたミレニアル世代はXに比べ2倍以上の人に、18歳以降にセックスする相手が誰もいないんだそう。<ワシントン・ポスト紙>は、あえてセックスを求める理由がないと主張するミレニアル世代にインタビューを実施し、この研究結果を裏付けた。
「平均的なデートは最低2時間位一緒に過ごすけど、その2時間は必ずしも自分にとって楽しいことをするわけじゃないんだ。(女の子との)付き合いは楽しいけど、生活の中で大切な部分だとは言えない」と、ミレニアル世代のノア・パターソンはコメント。なんでも、ビデオゲームをするほうが楽しいんだと言う。
ミレニアル世代にはびこるセックスレス傾向には、生活の中でやらなくてはいけないことが大きな影響を与えている模様。たとえそれが勉強でも仕事でも、本業を一生懸命すると、恋愛する時間的余裕がなくなってしまうからなのかも。
アレクサンドラ・ウルフは、この点に関して「学生寮でのパーティーや出会い系には関わらない…何かをするとしてもすべて時間がかかるし、面倒だから。別に我慢しているんじゃなくて、忙しいだけなの」と説明。
この研究結果は驚きに値しない。というのも、つい数カ月前、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は、ここ10年の間で高校生の間でのセックスが減少したことを指摘したばかりだから。一般的に言って現代のティーンのセックスに対する興味が低いということ以外、このような変化を説明する理由はいまのところ存在しない。
中には、今の時代、セックスにまつわる多くのタブーが崩壊してしまったことがその原因だと考えている人もいるが、テクノロジーの進化に伴う出会い文化が元凶だと主張する専門家もいる。実際、スマホと共に成長した世代にセックスレス傾向があるのは、偶然ではないと思われている。
ハーバード・メディカル・スクールの小児科臨床学のノーマン・スパック准教授は、「現代のコミュニケーションは性的要素を伴いません。現代人は他人と一緒に十分な時間を過ごしていないのです。彼らは生身の人間よりもむしろ、電子機器から興奮を得ています」と解説している。
とはいえ、ミレニアル世代はいずれ状況は好転すると楽観的に構えているよう。
「私の場合、セックスの純潔さとか恐怖がどうのこうのという訳ではないんです。何ていうか、いずれ成り行きでセックスするんだろうな、っていう程度のこと」。苗字を明かすことを拒否したクラウディは、そういって自分の気持を表現した。
※この翻訳は、抄訳です。
Translation:Rubicon solutions
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