自身のレシピ本『Cravings』がベストセラーとなった、人気モデルのクリッシー・テイゲン(35歳)が、2月8日(現地時間)にトーク番組『The Ellen DeGeneres Show』に出演。昨年9月に第三子となるジャック君を死産したことにふれ、「ある意味、私を救ってくれた」と語った。

昨年8月に、夫で歌手のジョン・レジェンド(42歳)との間に、第三子となる男の子を授かったことを発表したクリッシー。けれど妊娠20週で出血が止まらず、母子ともに危険な状態が続いたそう。そして残念ながらお腹の赤ちゃんは助からなかったことを、病室での写真と共にSNSで公表した。

同番組では、「今あのときの写真を見ると、遠い昔のことのように感じる」と語り、自身の心境を明らかに。

「当時のことは、すべてぼやけているの。今も思い出したりするし、まだセラピーも受けてる。このことに折り合いをつけようとしているところなの。それに妊娠8カ月や9カ月に着るマタニティウェアもまだ持っているしね。本来なら彼は今週生まれていたはずだからとても辛い。これらのものを見ると、必ず思い出してしまうから」
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Chrissy Teigen on Her Heartbreaking Miscarriage, Inauguration Day, and Horseback Riding
Chrissy Teigen on Her Heartbreaking Miscarriage, Inauguration Day, and Horseback Riding thumnail
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現在も辛い経験と向き合っているというクリッシー。けれどその一方で「自分を変えてくれた出来事であった」とも語った。

「この経験は本当に私を変える出来事となったし、ある意味私を救ってくれたと思う。だってこの経験がなければ、私はセラピーや断酒をすることの良さに気付けなかった。自分が心地よくいられるようになって、生まれ変わったかのような新たな生活を見つけることはなかったと思うから」

またクリッシーは、自分の身にこのような出来事が起こるとは思っておらず、SNSで死産を公表したことは自分にとってよかったともコメント。

「(死産が)まさか自分の身に起きるなんて思わなかったの。“私には起こらない”と思っていたこと自体が、どうかしてたんだと思う。だから実際に経験してショックを受けたの。そして同じ経験をした母親たちが、一人で黙ってその苦しみに耐えているかと思うと、とても悲しくなる」

「私たちの場合は公表できたから、多くの人たちが支えてくれた。本当に信じられないくらいに、たくさんの共感が寄せられたの。そのおかげで、私はなんとなく前よりも良い人になれたと思う。今でも最高のサポートシステムに恵まれていると感じるの」
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「タイ人として育ったこと、死についてオープンに語り合える家庭で育ったことが、とても助けになった」とも語ったクリッシー。悲しい出来事を乗り越え、自分と向き合う彼女の姿は、多くの人の心の支えになるかもしれないですね。