昨年、第3子の死産をInstagramで報告した、モデルで実業家のクリッシー・テイゲン(35歳)。先日『PEOPLE』誌の最新号のカバーに登場し、家族を持ちたいと願う人をサポートしたいという想いについて語った。

お腹の赤ちゃんを失うという辛い経験に向き合いながらも、SNSで公表することで多くの人に支えられ、自分を助けられたと語っていたクリッシー。昨年12月には、Instagramで二度と妊娠が出来ないことも告白し、同誌のインタビューでは今の心境について明らかにした。

「もう二度と妊娠できないということを受け入れるのは、私にとってはまだまだ難しい。だって私は自分がとても健康だと思っているから、『どうしてなの?』と思ってしまうんです。けれど子宮が私に協力してくれないだけで、身体に悪いところがあるわけじゃないのです」
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また体外受精にて、娘のルナ(4歳)と息子のマイルズ(2歳)を授かったクリッシー。そして夫のジョン・レジェンドとともに自分たちの現実を受け入れながらも、同じような状況にある人たちの助けになりたいと考えていることも語った。

「子どもを授かることができたのはとても幸運なことで、今の私はどれほど恵まれているのだろう思うんです。今は代理出産や養子縁組など、子どもを迎え入れる方法がたくさんありますよね」

「本当に重要なのは、誰もがそのような方法を利用できるようにすること、そして人々が夢を叶えられるようにすること。それはとても素晴らしいことだと思うんです。卵子を採取して凍結するには、莫大な費用がかかります。妊娠したいという女性にとって、体外受精が“高価な努力”であってはならないと思うんです」

現在、新居を建設中だというクリッシーは、家の中に特別な木を植えて昨年亡くなった息子のジャックを称え、ルナとマイルズが弟との思い出を育むための手助けをしているという。

「タイの伝統では、亡くなった人を受け入れることが重要とされていて、決して失うことはないんです。ジャックの遺灰を土の中に入れて、この木の美しい葉を通して私と一緒に成長できるようにと願いを込めて植えました」
「マイルズとルナがジャックのことを話す様子はとても素晴らしく、私が幼い頃おじいちゃんの小さな骨壷をベッドサイドに置いて、話しかけていたことを思い出させてくれます。すべてが美しく、伝統が受け継がれていることをうれしく思います」

不妊に悩む人々が孤独を感じないように、母になるまでの自身の困難な道のりを長年にわたって語ってきたクリッシー。彼女のサポートは、多くの人の支えになるかもしれませんね。