夫である歌手ジョン・レジェンドとの間に、体外受精で2人の子供を授かっている、モデルのクリッシー・テイゲン。誰かの参考になればと、自身の不妊治療についてオープンに語ってきた彼女が、再び体外受精を始めたことを告白。

さらに、 不妊治療中の女性と接するときに気をつけてほしいことについて綴った投稿が話題を呼んでいる。

不妊治療の経過を公に発信し続ける理由

現在5歳の娘ルナと3歳の息子マイルズを体外受精で授かっているクリッシーは、事前に誕生時の性別を決めたことなども含め、妊娠までのプロセスをSNSなどで発信してきた。

ところが、欧米でも未だに不妊や不妊治療について話すことをタブー視されることが少なくないため、詳細まで明かすクリッシーの姿勢は賛否両論を呼ぶことも。それでも「同じように不妊に悩む人々のために」と、発信を止めなかったクリッシー。

「人々は(不妊治療について)知りたがっています。私の体験は、人に希望を与えると思うし、体外受精について話すことには大賛成なんです」

また2020年には予想外の自然妊娠をしたものの、同年9月に死産を報告。「もう二度と妊娠することはないことに寂しさを感じる」などとSNSで綴っていたことも記憶に新しい。

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「妊娠した?」と聞かないで

そんなクリッシーは先日、SNSに複数の注射の写真を投稿し、体外受精のプロセスを再開したことを示唆。そしてその後、改めて妊娠・出産を目指していることを告白。そして同投稿に綴られていた、「不妊治療をしている女性に接するときのアドバイス」が注目を浴びている。

「みんなにお知らせしたいことがあります。ストーリーには投稿したように、私は再び体外受精のプロセスに真剣に取り組んでいます。できる限り多くの卵子を保存し、強く健康な胚を作れることを願っています」

「実は、私は注射を打つこと自体を苦痛に思うことはありません。だって医者や研究者になったような気分になるから。だけど、浮腫むことは本当に嫌。だから、どうか『妊娠した?』と聞かないでほしいのです。ワクワクした気持ちで、まったく悪意がなく聞いているのは知っています。だけど、私は妊娠からは真逆の状況にいるので、そう言われると残念な気持ちになるんです」
「それに、私に対してだけでなく、誰に対しても、妊娠しているかどうかなどは聞かないでください。以前、こういった発言をしたときには批判されたこともあります。でも、誰かが悲しみ、涙を流しながらあなたの目を見て『していない』返答したときにようやく学ぶ…なんていう事態になる前に、私から聞く方がいいと思うんです」

同投稿には、多くの人が好意的な反応を寄せており、「どれだけお腹が出ていても、絶対に女性に妊娠しているかどうかなんて聞いてはいけない」、「なぜ聞いてくるのかが分からない。妊娠かもしれないけど、タコスをいっぱい食べただけかも。なにかツラい時期なのかもしれない。いずれにしても、大きなお世話だよね」といったコメントや、「はっきりと言ってくれてありがとう」など、同じ経験をした女性からの感謝のメッセージも投稿されている。