1年前に第三子を死産したとSNSで公表した、モデルで実業家のクリッシー・テイゲン(35歳)。死産からちょうど1年が経つ前に、彼女はInstaramで息子へのメッセージを投稿した。

昨年10月1日(現地時間)、夫で歌手のジョン・レジェンドと悲しみに満ちた写真と共に、死産で息子を亡くしたことを公表したクリッシー。

そこから1年が経とうとした9月29日(現地時間)、病院のベッドに横たわる自分と寄り添うジョンの写真をInstagramにアップし、息子へのメッセージを綴った。

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「もう少しで会えるはずだった息子へ。1年前、想像を絶するような辛い経験も、何があっても乗り越えられると教えてくれたあなた」

「あなたを育てることができなかったけれど、すべては自分を愛し、大切にする必要があると気づかせるためだったんだよね。だって私たちの体はかけがえのないもので、自分の人生を歩めるのは奇跡なのだから」

「次第に気持ちが楽になると言うけれど、私はまだそのスタートラインにさえ立てていないの。ママとパパはいつまでもあなたを愛してるよ」

またクリッシーは一晩中寝られなかったことを明かし、「優しいコメントを心掛けてほしい」とInstagramのストーリーズにシェアした。

「ちょうど1年前に息子を亡くし、病院にいた記憶がスマホによって突然蘇ってきたから、気分が悪くなって泣いていたの。だから今日は少しセンシティブなのかもしれない」

息子の悲しい死を迎える前、妊娠中は安静に過ごし、入院した際にはファンにも報告していたクリッシー。その後、医療チームが最善を尽くしたしたけれど、彼を助けることはできなかったという。

「私たちはショックを受け、これまでに聞いたことのない、そして感じたことのないような痛みに襲われている。何度も輸血をしたにも関わらず、出血を止めて赤ちゃんに必要な水分を与えることができなかった。それだけじゃ不十分だったの」

流産や赤ちゃんを亡くした経験を持つ人々からは、クリッシーの写真を見て「孤独を感じなくなった」との声が寄せられた一方で、否定的な意見も届いたとのこと。それに対し、赤ちゃんを亡くした人々を支援するチャリティ団体「Tommy’s」は以下のように述べている

「イギリスでは、妊娠の4分の1は流産や死産、または早産です。約5,000組の家族が、医学的理由での中絶を余儀なくされているんです。しかし赤ちゃんを失ったことについては、あまり語られません」

「両親たちは悲しみに打ちひしがれるだけでなく、解決できない問題が残り、孤立してしまうのです。また子どもを失っても語られず、恥ずかしいことだとされる場合もあります」

「しかし、その経験を正直に話すことができれば、孤立感を和らげることができます。さらに、流産や死産への理解を深め、予防のための研究に繋がる可能性もあるんです」

クリッシーの行動は、きっと同じ経験をした人たちの心の支えになっているはず。

※この翻訳は抄訳です。

Translation: ARISA ISHIMOTO

COSMOPOLITAN UK