ヘンリー王子とメーガン妃がアメリカに“移住”したのはつい最近のこと。それでもすでに、夫妻はイギリス王室の一員を卒業後の新たな生活に向け、決して悪くないスタートを切ったと言えそう。

メーガン妃はナレーションを務めたディズニーのドキュメンタリー映画が間もなく配信開始となるほか、ライフスタイルブログ「The Tig」の再開、料理本の出版などを計画しているとのこと。そしてヘンリー王子については、アメリカの市民権取得を検討しているかもしれないと伝えられている。

『テレグラフ』紙によると、アメリカではヘンリー王子に外交官としての地位が認められ、それによってグリーンカードが取得しやすくなる可能性があるという。つまり、彼は結局は“王子”であるため、取得はそれほど難しいことではないと考えられるそう。

グリーンカード取得のためにヘンリー王子に必要となるのは、イギリスの外交官として認められること、そしてアメリカにとって価値ある才能やリソースを持つ著名なビジネスマン、あるいは「傑出した能力を持つ外国人」として取得を申請することなどだという。

同紙はまた、場合によっては過去に一緒に仕事をしたことがある人(たとえばバラク・オバマ前大統領とミシェル夫人など)からの推薦状も、グリーンカード取得に必要になるとしている。

ヘンリー王子 メーガン・マークル ロイヤルファミリー
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そのほか王子は、アメリカ人であるメーガン妃の「配偶者」として永住権を申請することもできるそう。その場合には、夫妻が生活費などを共同負担していることを証明する書類や、(保証人となる)友人などの宣誓供述書を提出することが必要になるとのこと。

永住権を取得してから3年がたてば、市民権の取得を申請することも可能になる(王子がそれを希望すれば、の話)。もちろん、ヘンリー王子が法的にアメリカの市民になるかどうかはまだわからないが、移住先のアメリカでの警備費をめぐる問題などで、早くも批判を受けている2人。下す決断によっては、またしても世界中から浴びたくない注目を浴びてしまうことになるかもしれない。

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