年とともに筋肉が衰えるのはしかたがないけど、<Red>によれば、体の老化を遅らせるのに必要な運動時間は意外に長くないのだとか。
最新の研究により、筋肉の減少を防ぎ、運動能力を上げ、これから先も自立して生活できる時間を延ばすためには、ちょっとした運動でも役立つことが判明したそう。
イギリスの新聞<Express>によると、研究者らは、週に48分、1日に6分程度の適度な運動によって、筋肉の衰えを遅らせることができることを発見。
合計48分間の運動にはあらゆるものが含まれるけれど、効果を出すためにテニスの試合や早朝の水泳などの激しい運動をする必要はないそう。例えば、早足で6分歩くだけでも十分とのこと。
<PLOS ONE>に掲載された研究では、それまで週に20分以下の運動しかしていなかった70歳から89歳までの成人1,635人を対象に実験を行い、筋肉密度における改善の様子を観察したそう。
すると、運動レベルを上げた人々は筋肉の量が増えたことが分かり、特に毎週48分の運動を取り入れた人々にはもっともその効果が現れたのだとか。
「私たちは被験者が週に150分の運動をすることを目標としていました。48分で効果があるとは、明るいニュースです」と語るのは、執筆者でマサチューセッツ州にあるタフツ大学の上級研究員、ロジャー・A・フィールディング氏。
「我々は、(実験の間に)被験者がこの研究が終わった後でもできるような運動を入れたいと思っていました。こうした結果が、他の人々も、安全かつ漸進的に運動レベルを上げていくための動機づけになればと願っています」「今や我々は、小さな積み重ねが大きな効果を生むことが分かりました」と、フィールディング氏。
これは年齢にかかわらず、誰にとっても良いニュース。1日6分なら、ちょっとした心がけですぐにできそう!
※この翻訳は、抄訳です。
Translation:mayuko akimoto