カナダ発祥の人気ヨガウェアブランドで、オリンピックのユニフォームとしても起用されている「ルルレモン」。中でも定番なのが、100ドルほどするヨガレギンス。その人気から、カナダを含め各国でコピー品が出回っていることから、訴訟に発展しているケースも。

それでもなくならないコピー品に対応するべく、コピー品を正規品と交換するというキャンペーンをアメリカの店舗で実施し注目を集めている。

コピー品への関心度が高まり…

様々なブランドのコピー品が出回る昨今。<Vogue Business>のレポートによれば、高級ブランドが被害に遭うことが多く、経済的に正規品を購入できない若い世代がコピー品を手に入れるケースが増加しているという。

様々なブランドが コピー品に対して法的措置をとっている中、ヨガウェアブランドの「ルルレモン」は、ヨガレギンスのコピー品を米ロサンゼルスの店舗に持ち込むと正規品に交換するという異例の取り組みを5月6日・7日に実施。

ルルレモンの公式Twitterでは、「コピー品を履いている人たちを批判することはありません。正規品と交換したい人は手をあげて」とツイート。2日間に及んだイベントは大人気で、上限数である各日1000着を達成。回収されたコピー品は、繊維リサイクル会社へと送られることも伝えられている。

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

同ブランドで最高ブランド責任者を務めるニッキー・ヌーブルジェ氏は、コピー品に対する関心の高まりに以前から注目しており、今回のキャンペーン実施に至ったという。

「楽しみながら、このカルチャーに参入できるのではないかと考えました。製品に注目してもらえるキッカケになることはもちろん、正規品を実際に体感してもらえる機会にもなります」

今回はロサンゼルスの店舗での実施となったものの、今後はロンドンや上海、ソウルなどでも同様のキャンペーンを開催する可能性があるという。