今回はいつもとはちょっと違う番外編! コスモポリタン編集長の、白重絢子さんにSpice up Fitnessで実際に、お尻のトレーニングを体験してもらいました。
トライしてもらったのは、日本ではSpice up Fitnessにしかないヒップ専用のトレーニングマシン「グルーツビルダー」を使った、"ヒップスラスト"という動き。
ヒップスラストは座ったところからバーベルをあげる動作で、主に大臀筋を使うトレーニング。身体の前方から負荷がかかるところがスクワットとの違いです。
かなりつらそうな白重編集長(笑)。
グルーツビルダーはバーベルやバンドを使うと、30種類以上のお尻トレーニングができる優れもの。Spice up Fitnessでは通っているお客様全員に、このマシンを使ったトレーニングを取り入れていて、もはや私のライフスタイルにも欠かせないマシンです。
(※グルーツビルダーは、今までにないマシンのため使い方がちょっと特殊。当ジムでは全ての方に講習を受けていただいてから、トレーニングを始めてもらうシステムです)
「桃尻になりたい!」
白重(以下S):この連載は当然ずっと読んでいるので、いつも岡部さんのトレーニングは気になっていました。正直、今までそんなにお尻に興味はなかったんですが、今では完全に信者ですよ(笑)。私も桃尻になりたい!
岡部(以下O):それは私の狙い通りですね(笑)。日本の女の子は、ただただ細くなりたい、という人が多いので、その考え方を変えたくてこの連載もやらせてもらっています。今日は体験してみてどうでしたか?
S:キツい。かなりキツいです(苦笑)!! そもそもこんな動きが始めてで、色々びっくり。私、全然バーあげられなかったですよね? 自分の体力の落ち具合に愕然としてます……。
O:皆さん最初はそうですよ。重りは徐々にあげていくものだし気にしないでください。大事なのは基本のフォームです。白重さん普段は運動していない?
S:昔ヨガやテニスをやってましたが、今は定期的には何もしてないですね。休日は、たまに走ったりするくらいです。学生時代は運動部だったので体力はあるはずなんですけど(汗)。
O:グルーツビルダーを使ったトレーニングは、普段運動している人でも難しいんですよ。でも慣れていないから難しく感じるだけで、動き自体はスクワットよりも簡単。なぜなら2点で支えるスクワットよりも、ヒップスラストのほうが両足と肩の3点で身体を支えられるから。
O:一般的にジムでお尻を鍛えようとするとスクワットする人が多いんですけど、スクワットって誰でもできるわけじゃないんですよね。股関節や足首が硬い人、柔軟性に欠ける人はやりづらい。その点ヒップスラストは、難しそうに見えてやってることは単純なので、運動初心者の人でもしっかりお尻が使えるし、慣れればスクワットより重い重量も扱えます。
S:確かにお尻だけがキツいというか、"お尻を使ってる感覚"はありました!
O:それそれ、それが大事なんです。現代人は電車でも会社でも家でも座ってるでしょ。本当にお尻の筋肉が使えていないんですよ。だから最初はトレーニングというよりも、使えていない筋肉を起こさせる、目覚めさせるっていう感覚ですね。
S:私は家系的に細い体系で。前はそれでもよかったんですが、岡部さんの記事を読みすぎて、ラテン系のボリューミーなお尻が羨ましくなってきたんですよ。こんな私でも、そっち系になれるんでしょうか!?
O:そっち系(笑)。大丈夫なれます! でも白重さんのような痩せ体系の方には、トレーニングと同時に、食事のアドバイスをしっかり行います。お尻の丸みは、脂肪がどれだけあるかも超重要なので(この記事で書いています)。
S:食べるトレーニングですね。でも私、運動よりそっちのほうがキツいかも。だって食べてもどこに脂肪がつくかは、ある種「賭け」ですもんね。
O:その通り。脂肪がどこにつくかは遺伝で決まるので選べません。でも、想定外のところにつかないようにトレーニングと食生活を指導するのがパーソナルトレーナーの仕事です。そこはプロに任せてもらえれば大丈夫ですよ。
S:そうですね。やっぱりひとりっていろんな意味で挫折しがちなので、プロの手を借りるのは近道な気がします。お尻鍛えよう!って思っても、それが正しい動きなのか、狙った筋肉に効かせられているのか、素人じゃわからないですから。
O:プロに習うのは本当に賢い選択だと思いますよ。私は最初(基礎)こそプロに教わってほしいんですけど、ベースができたらひとりでどんどんトレーニングしてほしいと思ってるんです。ずっと誰かがいないとできないってのも問題ですし。モチベーション維持には誰かとやるっていいんだけど、最終的にはどこでもひとりで動ける女性が素敵だなと思います。
S:まさにそれコスモポリタン的な女性像ですね! 私もまずはお尻を目覚めさせるところから始めないと(笑)。
O:トレーニングが無理ならストレッチだけでもやらないよりはマシなので、ぜひやってください。方法はこの記事で♪
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