セックスが恋愛の全てではないけど、健全な関係の1つのバロメーターであることは確か。が、「セックスレスの関係に陥っている」というカップルは意外に多いもの。

「私が悪いの?」「どうしたらまた元のようになれる?」「別れた方がいいのかしら…」。色々思い悩む人に紹介したいのが、コスモポリタン アメリカ版に掲載された、ジャーナリストのケリー・ローズさんによる記事。

なかなか人には話しづらいテーマだけど、ケリーさん自分の経験を基にしたこの記事を読めば、少しだけ解決の糸口が見えるかも…?

私はこの状況を恥ずかしいと感じて、誰にも相談できずにいた。そうするうちに徐々に自分の心の健康や、自信までもが蝕まれてしまった。

「私が長年付き合った彼と破局した時、家族のような親しい人たちから郵便配達のお兄さんに至るまで、『いったいなぜ?』と聞いてきたわ。徐々にすれ違いが生じて…というのは口当たりの良い答えで、実際の私たちは5年にわたるセックスレス状態に陥っていて、ただのルームメイトのような生活が続いていたの。

私はこの状況を恥ずかしいと感じて、誰にも相談できずにいた。そうするうちに徐々に自分の心の健康や、自信までもが蝕まれてしまった。

(素晴らしいセックスも経験し、あれから10年が経とうとする)今でも振り返ると、愛の持続において私が基本的に不可欠だと思う要素を誰かに否定されたこと、それを延々と続けてしまったことで植え付けられた不信感には、怒りが収まらずにいる。

あの関係は苦々しく、孤独な形で終わった。けれど自分のセックスレスの経験を他人と話すようになって、実はこうした状況は全く珍しいものではないのだ、ということがわかったの。グーグルで"セックスレス 結婚"で検索する人は、実は"愛のない結婚"で検索する人より8倍も多いのだそう。

ここでは、私の経験した孤独な時期から学んだ幾つかのことを、シェアしてみたいと思う」

1.セックスレスはあなたが悪いんじゃない

「みんな、自分たち以外のカップルは、台所を片付けている間にさえセックスしていると思っているんじゃないかしら。だから自分の彼が求めてこない時には、『いったいどこで間違ってしまったんだろう』と思ってしまうのでは? でも、そこに答えなんかないの。私の元彼が私とセックスしたがらなかったのは私のせいなんかじゃなかったし、同様にあなたの彼があなたとセックスしたいと感じなかったからといって、あなたが悪いわけでもない。理由を筋道立てて話し合って、状況を変えようとするのは、一緒にいる義務があるカップルだけだと思う」

2.もっと周りの人たちに打ち明けるべきだった

「私が世のおばあちゃんよりもセックスの回数が少なかったことは、破局するまで誰にも話さなかった。あとの祭りだけど、秘密を守ってくれる友達に打ち明けておけば、ここまで自分自身を内側から痛めつけることにはならなかったのに、と思う。もし、あなたが家族や近しい友人に知られることに耐えきれなかったら(恋人があなたと寝たがらないという事実を認めるのは、恥を忍ぶことには違いないから)、オンラインサポートグループを探してみて。自分の問題を文章にしたり、他の人たちの経験や結末を知ることが、時にあなたを深く癒してくれることもあるわ」

3.セックスレスを常態化してしまわないで

「もしセックスレスの状況をお互いが望んでいて、その状態に満足しているなら、それもアリでしょう。でも、もし一方の"親しい関係の定義"を、もう一方が否定するような状況だとしたら? その関係は永遠に続くものではないわ。もし満ち足りたセックスライフがあなたにとって重要で、かつ将来子供を持ちたいと考えているのなら、セックスレスの状況をほったらかしにしてはダメ。私にとって、30代の貴重な時間の大半をセックスレスの状態で放って置かれたというのは、子供を持つという選択肢を与えられなかったことでもあるし、最も妊娠に適していたはずの人生の数年間をただ無駄にしてしまったことについては、今でも悔恨と怒りの感情が湧いてくるの」

4.「自分を愛そう」は単なる陳腐なフレーズじゃない

「"しがらみのないセックス"の相手を探すのはそう難しいことじゃない…でも全ての人に向いているわけでもない。あなたが真剣なパートナーを探している人だったとしたら特に。もしそうなら、セックスショップで買い物をしてマスターベーションの名人になって、彼とのセックスレスの状況改善を試るか、もしくは新しい恋愛が始まるまで自分を満足させる術を知る方がよっぽどマシ。そうすれば、関係がついに終わってしまい、次の相手を探すときにも、自分が何を欲していて、何が必要なのかがわかっているはずだから」

※この翻訳は抄訳です。

Translation:山下 英子

COSMOPOLITAN US