実は、みんなが思っているよりも「彼に口でされるのに抵抗がある」という女性は多いもの。

アダルトパフォーマーでセックス・エデュケーターのケリー・シバリさんは「気持ちの問題、もしくは肉体的な理由から、アソコを舐められるのに抵抗があるという女性は一定数いるんですよ」とコメント。

そこでコスモポリタン アメリカ版では、これまで以上にクンニを楽しみたい、もしくは苦手な理由を知りたいという人のために、同じくセックス・エデュケーターのゾーイ・ライゴンさんサーラ・スローンさんヴァネッサ・マリンさんの協力を得て、ありがちな10の問題をまとめました。

1. 十分に濡れていない

ローションを使うことに抵抗がある人は多いと思うけど、ゾーイさんいわく「クンニと同時に指で愛撫されたりする時にラブローションは便利」なのだとか。少し濡れを増やすだけで気持ち良さが増幅するそう。

2. おかしな味がしないか、気になる

バクテリアによる感染症にかかっているのでない限り、健康なヴァギナの匂いや味を過剰に気にする必要なないはず。「ヴァギナの味は、生理の周期や、普通に誰でも膣内に持っているバクテリアなど、いろいろな原因で変わります」と、ゾーイさん。匂いはそれほど心配する必要はない…とはいえ、どうしても気になる人は安全性を確かめた上で、フレーバー入りのラブローションを使うのも手かも。

3. 愛撫の仕方が単調すぎる

舌だけでは気持ちよくなりきれない…そんな時は、バイブなどを併用するのもアリ。もしくは指を挿入してもらいながら、クリトリスを集中的に舐めてもらうと効果的なんだとか。こちらから要求するのを恥ずかしがらなくても大丈夫。

4. クンニに入る前のコミュニケーションが足りない

すべてのヴァギナはそれぞれに嗜好を持っているもの。意外と男性はそれに気がついていないことも。「あなたが優しく撫でるように舐められるのが好きなのか、激しく舐められる方が好きなのかは、相手は教えてもらわない限りはわからないものです」と話すゾーイさん。一番いいのは、後でフィードバックするより、行為の最中に相手に言うことなんだとか。

5. 自意識過剰になっている

恥ずかしさで自意識過剰になりすぎて、彼が必死にあなたを悦ばせようと努力したのに、イケずに終わる…という気まずいシチュエーション。そんな状況を避ける方法の1つは、シックスナインかも。

ただクンニされるだけじゃなく、自分もフェラでお返しできるこの体位なら、「イかなきゃ悪いかも? イケるかな?」と心配しすぎて逆にイケない、という事態は回避できるはず。イクことではなく、お互いを愛撫し合うことを目的にして、もっと気楽に楽しんでみて。

6. いきなりクンニに突入する

オーラルセックスを前戯と捉える人も多そうだけど、まずは指での愛撫でウォームアップをする方が、クンニはもっと楽しくなるはず。

「オーラルセックスに入るのに、そんなに急がなくていいんです…体が十分目覚めてからの方が、まだ体が乗り切っていない時よりもずっと気持ち良く感じるんですよ。両脚を開く前に、キスや愛撫をしっかりして体の準備を整えましょう」と語るのは、サーラさん。しっかり体が受け入れる準備ができているか、確認してからの方がいいみたい。

7. ポジションが良くない

クンニに最適なポジションは、背中の下半分に枕を敷き、腰骨が浮くような姿勢でしてもらうことなんだとか。「この姿勢だと背中がリラックスして、筋肉の痙攣などの心配が少なく、一瞬一瞬を楽しむことができるんです」と、サーラさん。一方、ヴァネッサさんは相手の顔にまたがる姿勢を提案。「考えただけで緊張しますよね。でもこの姿勢だと、自分で状況をコントロールできるんです。彼のクンニの刺激が強すぎたら自分から離れられるし、もっとして欲しい時には押し付けることもできる。しかも彼の手はフリーなので、自由にあなたを触ることもできるんです」。しかも、彼は寝た姿勢でできるから、首が疲れなくて済むそう。

8.状況をコントロールしきれていない

ただ横になって、愛撫を受けるだけになっている人もいるのでは? もしパートナーが同意するなら、腰を振ってヴァギナを彼の唇に押し付けたり、彼の頭をつかんだりする手もアリ。スローンさんいわく、「体を自分の快楽に合わせて動かす方が、彼もあなたのリズムをつかみやすいんです」とのこと。

9. あなたのパートナーがどうあなたを愛撫したらいいか分かっていない

パートナーがあなたにどうクンニしていいか分からない様子の時。最高の方法は、口頭で言うのではなく、やってみせること――つまり、彼の前でマスターベーションして見せることなんだとか。確かにこれなら、どんな速さやリズムが必要か、彼も把握しやすいはず。「間近であなたがどう自分を愛撫するのかを見てもらえば、あなたがどの部位や、どんなやり方を好むのかが分かりやすくなるはずです」と語るスローンさん。「指を舌に置き換えるのは、そんなに難しくありません」。

10. 彼に自分がどうして欲しいかを伝えづらい

「自分はこうして欲しい」という希望を、相手への文句に聞こえないように伝えるのは誰にとっても難しいこと。しかもクンニの経験が少ない場合は、どうされれば気持ちいいのかを、自分自身もよくわかっていないということも。

ヴァネッサさんは「私は普段みんなに『自分が相手に指示しているのではなく、感想を言ってるんだ、って思うようにしなさい』とアドバイスしてるんです。指示は、自分が完璧にどうすればいいのかを把握していなかったらできませんよね。相手に完璧なアドバイスを与えなきゃ、と思ってしまったら、自意識過剰になったり、完璧主義に聞こえてしまったりします」と提案。完璧さを目指して相手に細かく指示を与えるのではなく、彼にあなたのヴァギナを弄ぶ自由を与えた上で、「もっと強く」「ゆっくり」「もっと優しく」「もっと早く」と簡単なフレーズで自分の希望を伝えてみて。

スローンさんの提案は、「言葉を使わず、気持ち良かったら喘ぎ声を大きくする」というもの。これならより簡単に、相手にどうすればより気持ちがいいのかが伝わるはず。

※この翻訳は抄訳です。

Translation:山下 英子

COSMOPOLITAN US