懐かしのオリジナルキャラクター「グリマス」を起用したキャンペーンを打ち出し、大成功を収めた米マクドナルド。先日同社は2024年に向けて、新たにレストラン展開への準備をしていることを発表し、注目を集めている。
紫のキャラクターがブームに
2023年6月12日(現地時間)、紫色のキャラクター「グリマス」の誕生日を祝って、ベリー風味のグリマス・シェイクを販売した米マクドナルド。
パープルカラーのグリマス・シェイクは、販売開始とともにSNSを中心に話題となり大ヒット! <The Messenger>によると、ハッシュタグ「#grimaceshake」は1週間以内で4億回再生を記録したというから驚き。
実際にグリマスを起用したキャンペーンの後押しもあり、7月27日(現地時間)に報告された四半期決算では、純利益が前年同期の約11億9,000万ドル(約1,700億円※)に対し、ほぼ倍増の23億1,000万ドル(約3,300億円)となっている。※2023年8月2日時点
レストラン展開を準備中!?
大成功を収めたキャンペーンを受けて同社は四半期決算の会見で、あるキャラクターを中心としたスピンオフレストラン「CosMc’s」をオープンする予定であると発表。そのキャラクターとは、6本の腕にオレンジ色の顔をした「コスマック」。
ピエロのような見た目のドナルド・マクドナルド、鳥の女の子バーディー、ボーダーと仮面が印象的なハンバーグラーは、ハッピーセットに登場したり、日本では子ども用の椅子にも描かれていたため、きっと見覚えがあるはず。
しかしコスマックは、1980年代後半〜1990年初頭に登場し、いつの間にか姿を消したため存在すら知らないという人もいるのでは?
1987年に公開されたコマーシャルには、エイリアンとロボットを合体させたようなコスマックの姿が映っている。コスマックは、マクドナルドのハンバーガーとフライドポテトの存在を知って宇宙から移住してきたという設定なのだとか。
<Daily Mail>によると、同社のCEOであるクリス・ケンプチンスキー氏は、スピンオフレストラン「CosMc’s」についてこのように語っている。
「『CosMc's』は、マクドナルドのDNAを受け継ぎながら、独自の個性を打ち出した小規模型をコンセプトに進めていきます」
現段階では明確にわかっていないものの、同社は2024年早々にいくつかの地域限定で展開していく予定とのこと。詳細については、2023年12月に開催される投資家向けのイベントにて発表されるそう。
コスマックがマスコットキャラになるのであれば、宇宙をテーマにしたメニューや内装になるかも!? 新たなプロジェクト「CosMc’s」の今後の情報を楽しみに待ちたい!