春といえば、出会いと別れの季節。コスモポリタンでは、これまでにも様々な「出会い」や恋愛模様を紹介してきました。そこで今月は、東京を舞台に4人の女性が経験した「忘れられない初デート」を追想。笑いあり、涙あり!? 等身大の体験記をお楽しみあれ!

マイさん(22)の場合

元彼と別れて半年経った夏。「適当に遊んでる方が楽しいじゃん?」と言い張って遊びに遊んでいた私は、思いっきり夏を楽しみたい! ってことで彼氏持ちの友達2人と「白浜(白浜大浜海水浴場)」へ! 通称「チャラ浜」と呼ばれることだけあって着いた途端、「パラソル貸しますよ!」や「一緒に飲もうよ〜!」って、もうとにかく女の子と遊びたいのか男の子のがっつき具合が半端ない。正直、ヘルシーな小麦肌になりたくてみんなで海に来たのに、完全にチョイスした浜が悪かった…。な〜んて思っていたのは私だけみたいで、彼氏持ちの友達は夏の暑さとほぼ裸状態のビキニで解放されているのか、いい波乗ってんね~状態(笑)。

そんなとき「パラソル借りません?」と現れた、小麦肌通り越して松崎しげるじゃん!? ぐらい焼けた2人の男の子。聞けば歳は1個下のサーファーで、昼間は海の家で売り子として働きながら、夕方はサーフィンをしてるんだとか。忙しいお昼時ってこともあって、とりあえずそこで2人とはバイバイ。なんだか今まで話しかけてきた人たちとは違う雰囲気と話しやすさに、いい子たちだったねって友達とも意見が一致。こんな広い浜だから、もう一回会うとかないよね~って話してたら、「チルしにきた~」っていいながら2人とも戻ってきたんです!(笑) 私が惹かれたのは、ちょっぴりウェーブがかかったヘアスタイルで、180センチは余裕で超えてるであろう高身長の彼。笑ったときの目がもろタイプだったんです♡ サマーベッドに座って話したり、一緒に海で泳いだり。年下なのになんか大人っぽくて、帰る頃にはなんだか気になる存在に。聞いてみたら、都内に住んでるということで、連絡先を交換して後日また会うことに…!

ドキドキしながら向かった先は、人でごった返した渋谷。ムラスポでサーフィンの板を一緒に見たりして、その後はアメリカンなレストランに入って乾杯! 彼は私に、サーフトリップについてやこれからどうしたいかなど、サーフィンに対する思いをたくさん話してくれました。もちろん私のことも話しながら案外盛り上がってきて、気づけば閉店時間に。私が「電車、大丈夫?」と聞くと、「まだ1時間くらいあるよ!」って言ってたのでふらっと散歩へ。少し歩いてから「(待って、距離的に後1時間も電車ないよな…)」と思った私は、乗り換えアプリで調べちゃいました。そしたらやっぱり、あと15分で終電だったんです。

そういえば、遊びに行く前から「家に行って、ジェノベーゼパスタ作りたい!」「パスタ作ったお前~♪ になりたい!」ってしつこく言ってた…。そんなワンチャン狙い? だったかもしれない彼とは駅でバイバ~イ。夢に向かって頑張ってる姿やしっかりしてる部分をみて、結構久しぶりに「この人いいかも…」なんて思ってたからちょっとショックだった…。だけど終電も近いのに、「心配だから」って私が地下へ降りていくまで見送ってくれた優しさには、後ろ髪を引かれたけど…(笑)。お互いもうちょっと大人になったら、また会いたいな〜。