恋愛トークになると、必ずしもと言ってもいいほど話題に上がるのが「好きなタイプ」について。けれど実は、「高身長」や「年上」などの“タイプ”に固執しすぎていて、本当に自分に合ったパートナーを見逃してしまっていることも…。海外では「モノマニックデート」と呼ばれており、それによって恋愛における問題点もあるとのこと。

そこで今回は、「理想のタイプ」に固執しすぎない方法をお届け。もしかすると、理想のパートナーが見つかるきっかけになるかも⁉



モノマニックデートとは?

Ignite Datingのデートコンサルタント、サマンサ・ローランド=ジョーンズさんによると、モノマニックデートとは「年齢や身長など一つの側面だけを見て、相手がパートナーになるかどうか見極めること」とのこと。

friends at the bar
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タイプに固執しすぎると起こる問題点

理想のパートナーを見つけるためには、自分の好みをはっきりさせておく方がいいと思ってる人も多いはず。けれど実際のところ、「好みを限定的にすることで、適切なパートナーを見つけられる可能性が下がってしまう」とサマンサさん。

「『タイプ』という一つの基準だけで相手を見極め、それ以外の部分を無視してしまうことは、相手が持っている他の人間性などを見ることができず、あなたにふさわしい将来のパートナーを見逃してしまう可能性があります。さらに、理想をかなり高く設定しているのであれば、『誰もがあなたの期待に応えるられるわけではない』というの事実を理解しておくことも大切です」

さらにオンラインデートやマッチングアプリを使用する場合は、マッチした相手のプロフィールを確認し、オープンマインドを心掛けて全員と会うことがベストとのこと!

タイプに固執してしまう理由

「デートでは、相手の外見ばかり見てしまうのが一般的です。これは性的嗜好からきていたり、自分のコミュニティにふさわしいと思える人物であるか、または自身のバックグラウンドに親近感が湧くか、湧かないかなどから来ています」と語るのは、心理療法士のヘザー・ガーバットさん

「たとえば、“背が高くてクールでハンサム”な男性のイメージは、一部の人々にとって“自分を守ってくれる人”を意味することがあります。特定のイメージに対する解釈や関連付けはたくさんありますが、特に重要なのはそのイメージがあなたにとって“何か”を意味しているということです」

また、「もしタイプ以外の人には惹かれないのであれば、将来のパートナー候補の幅を狭めることになってしまいます」とヘザーさん。

タイプに固執することを辞める方法

ヘザーさんによると、タイプに固執することを辞めるには、まず初めに「期待通りのパートナーが必ずしも現れるわけではないということを受け入れるべき」とのこと。

you can tell that she's falling for him
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タイプに固執してしまう理由を考える

「特定のタイプがあるのであれば、そのイメージがあなたに何を感じさせているのか自問してみてください」とヘザーさん。

「そして他の人を見て、彼らがあなたに感じさせてくれるものを書き留めましょう。ここで感じたことをしっかり理解できると、現実的な決断ができるようになります

パートナーに求めることを明確にする

「愛情深い、誠実、ユーモアや知性がある、サポートしてくれるなど、相手に対してどんな性格を求めるのかを明確にしてください。また食べ物の好みや趣味など、あなたが共有したい部分を見つけることも大切です」

お互いに徐々に知っていく

最初からお互いのことをすべて知ることは、やはり不可能なこと。ヘザーによると、「あなたがパートナーに求めることと同じように、相手がどんな人なのか、そして相手があなたに求めることをしっかり知る必要があります」とのこと。

「たとえば子どもが欲しいのか、何かに強いこだわりがあるのかなどを話してみて下さい。もし相手が求めることとあなたが求めることが同じなら、将来のパートナーとして適している可能性が高いということです」

相手との将来を想像する

「まずはデートする上で、相手があなたをどう感じさせるのかをチェックしてください」 とヘザーさん。

「不安に感じさせたり、あなたがしたくないことを求めてくる関係なら、あなたにとっての将来のパートナーではありません」

相手との関係をゆっくり進める

新たな出会いがあったとき、相手との関係をゆっくり進めることも大事だと教えてくれたヘザーさん。徐々にお互いを知り、時間の経過に合わせて信頼関係を築いていくといいとのこと。

「もしその相手ともう一度会う場合は、相手が言っていることと行動が一致しているかどうかを必ずチェックしてください。相手をしっかりと観察し、自分の心の声にも耳を傾けましょう。さらにある程度時間が経ってからは、お互いの価値観や人生のビジョン、そして自分のダメなところもシェアしてみてください」

※この翻訳は抄訳です。

Translation: ARISA ISHIMOTO

COSMOPOLITAN UK