「Sing」や「Thinking Out Loud 」など、これまでに数々のヒット曲を生み出してきたシンガーソングライターのエド・シーラン。有名アーティストとのコラボも行う彼は、私たちが想像もできないほどの富を築いてきたはず。
そこで本記事では、エド・シーランの推定保有資産を解説していきます。
ある俳優の家で寝泊まり
スターとして大成功を収める前、俳優のジェイミー・フォックスの家に寝泊まりしていたというエド。ジェイミーは、2017年にトーク番組『The Graham Norton Show』でこのように明かしました。
「エド・シーランは有名になる前、私の家のソファに6週間寝ていたんだ。『行くところがないのは分かっているから、ここでゆっくりしていけ』と伝えたよ」
そんな下積み時代を経て、エドは世界中の誰もが知るトップスターに。
曲を出すたび大ヒット
エドは2017年3月、大ヒットアルバム『÷(ディバイド)』をリリース。<Celebrity Net Worth>によると、同アルバムはアデルとオアシスに次ぐイギリスのチャート史上3番目に売れたアルバムとなりました。
なかでも同アルバムに収録されている「Shape of You」は、世界中で大ヒットし、音楽ストリーミングサービス「Spotify」では30億回以上再生された史上初の曲に!
エドはこの偉業を祝うため、2021年にInstagramを通してコメントを発表。
「『Shape of You』は当初アルバムに入れる予定ではなかったけれど、曲を収録し終えると、レーベルのベン・クックに『シングルにすべき』と言われたんだ。でも私は、『Castle on the Hill』をシングルにしたかった」
「結局両方の曲を同時にリリースすることにしたけれど、私が間違っていたよ。だって、『Shape of You』は30億回も再生されたんだから」
また、数々の有名アーティストとのコラボも収益の一つになっているよう。<Celebrity Net Worth>によると、ジャスティン・ビーバーとの2019年のシングル「I Don’t Care」は、Spotifyで配信初日に約1,100万回再生され、プラットフォーム上で配信初日に最も再生された曲となっています。
さらに同年、カーディ・Bやカミラ・カベロ、そしてカリードとのコラボ曲を集めたアルバム『No.6 コラボレーションズ・プロジェクト』では、イギリス、アメリカ、オーストラリアで初登場1位を記録。
2019年12月には、さまざまな公式記録チャートを集計する「オフィシャル・チャート・カンパニー」から、イギリスにおける2010年代のアーティスト・オブ・ザ・ディケイドに選ばれ、Spotifyではドレイクに次いで過去10年間で2番目にストリーミングされたアーティストに選ばれています。
ストリーミングサービス「Spotify」での月間リスナーは5,000万人を超え、エドの曲のほとんどは10億回以上再生されているそう。そのため彼は、同プラットフォーム上だけでも1曲あたり推定平均900万ドル(約12億3,000万円)の収入があると言われています。
ツアー収益も莫大
<フォーブス>誌によると、2017年3月〜2019年8月に行った「ディバイド・ツアー」で、エドは7億8,000万ドル(約1,070億円)もの収益を上げ、 最も興行収入を上げたツアーに。
2014年には、エドが「ライブをするために音楽業界にいる」と語っていたと<The Guardian>が報じました。
「私はライブをするためにこの業界にいる。そのために曲を作ったり、ラジオのインタビューに答えたり、Amazonのイベントに出演したり、Spotifyに曲を出しているんだ。レコーディングした音楽も素晴らしいけれど、私にとってはライブが一番だよ」
そう語ったエドは、2018年の「ディバイド・ツアー」だけで約486万枚ものチケットを売り、約4億3,000万ドル(約590億円)を稼いだというから驚き。
『ザ・ヴォイス』のメガメンターにも
2021年、オーディション番組『ザ・ヴォイス』のメガメンターを務めることとなったエド。
オーディション参加者たちにアドバイスをする立場として番組を盛り上げた彼だけど、同番組で稼いだ金額はわかっていないよう。けれどきっと想像もつかないほどの金額だったはず!
俳優としても活躍
エドが初めて演技の世界へ足を踏み入れたのは、2014年のニュージーランドのドラマ『ショートランド・ストリート』でカメオ出演したときのこと。それ以来彼は、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』やアニメ『ザ・シンプソンズ』、そして映画『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』などのヒット作に出演。
2019年には、ザ・ビートルズのいない世界を描いた映画『イエスタデイ』でポップスター役を務めたエド。2021年に『BBCラジオ1』へ出演した際には、同作品で演じた役がイギリスのサフォークで育った自身の幼少期と重なるところがあると語ったことも。
「映画を観てみると、私が演じたのは世界中のみんなが知っている有名人の役なんだ…しかもサフォーク出身だしね。だから、『リチャード(原作者)が、私をモデルにしてくれたのかな?』って思ったよ」
有名アーティストへ楽曲提供も
自身で作詞もするエドは、有名アーティストにも楽曲を提供しています。
- テイラー・スウィフト「Everything Has Changed」
- ワン・ダイレクションの「Moments」、「Little Things」
- メジャー・レイザーの「Cold Water feat. ジャスティン・ビーバー&MØ」
- ザ・ウィークエンドの「ダーク・タイムズ feat. エド・シーラン」など
食品ブランドの広告塔も務める
2019年、食品ブランド「ハインツ」のトマトケチャップの広告塔にもなったエド。そんな彼は、同ケチャップのタトゥーを入れていることでも有名!
また<フォーブス>誌によると、貴重なオリジナルグッズが贈られたファンもいたそうで、チャリティのためにオークションにかけられた限定ボトルは、最大1,800ドル(約25万円)で落札されたよう。
保有資産は?
<Celebrity Net Worth>によると、エドの推定保有資産はなんと2億ドル(約273億円)。
これからも数々のヒット曲を世に出してくれるに違いない、エド。資産はますます増えるはず!
※この翻訳は抄訳です。
Translation: ARISA ISHIMOTO
COSMOPOLITAN US