世界的人気シンガーソングライターのエド・シーラン(30歳)が、トーク番組『スカヴラン』に登場。そこで、2019年に結婚した妻チェリー・シーボーンにプロポーズしたときのエピソードを明らかに。
10代からの友達で、2015年に大人になって再会したエドとチェリー。彼は同番組で、結婚するまでにいくつかの壁があったことを語り、プロポーズも計画通りにいかなかったと告白。
「チェリーの両親は当時結婚していなかったんだ。今は結婚しているけど、30年も一緒にいるんだよ。だから、彼女は結婚に重きを置いていなかったんだ。そんなこともあって『彼女がイエスと言ってくれるかどうか分からない』という気持ちで臨んだんだよ。確信はなかったね」
エドのプロポーズ計画というのは、庭にパーゴラ(庭や軒先に設置する木材などの棚)を作り、夕暮れ時に屋外でプロポーズすることだったという。けれど突然の雨に見舞われ、チェリーは外に出ることを拒否…。
「彼女に 『散歩に行こうよ』と何度も言ったんだ。『いやだ』と答える彼女に、『本当に散歩に行かなくていいの?』と言ってみたり。そして時間は刻々と過ぎていって、指輪に日付を刻んでいたから、『今日中にやらなくちゃ!』と思っていて。21時くらいになって、『一生のお願いだから』と言ったんだ」
最終的に、チェリーを思い通りの場所に連れて行くことができたエド。でも彼が片膝をつくと、彼女は無表情だったという。
「僕が『結婚してくれませんか?』と言うと、彼女は『冗談でしょ?』と言い、長い沈黙が続いたんだ。僕はただ『お願いします』と言ったのを覚えているよ。これまでに感じたことのないような人間味のある出来事だったね。僕のキャリアの中では、自分が『これをやってもいいかな』と聞くと、みんなは『もちろん』と言ってくれるんだ。ある程度のところまで行くと、それが普通になってしまうんだよ」
「でも膝をついて『お願いします』というような状況は、言われた側にとっては一瞬で自分の人生が決まるほど大きな決断なんだ。ありがたいことに、彼女は『イエス』と言ってくれたので良かったよ」
2017年に婚約し、2019年1月に結婚した二人のウェディングパーティは、本当に親しい人だけを招待し開催。チェリーのお父さんがカレーを作ってくれて、エドが前日の夜に作ったプレイリストをかけてダンスし、夜中には眠りについていたそう。
また、2020年8月に第一子となる女の子が誕生したエドは、父親になったことがこれまでの人生で最大の喜びであると語った。
「自分のキャリアを振り返ってみると、楽しかったことはもちろんあるけど、長い目で見たときにそのことがそれほど重要だったのかと思うんだ。たとえ世界中で賞賛されても、その成功を一緒に祝う人がいなければ意味がない。何が言いたいかというと、私にとっての最大の成功は、スポットライトを浴びなくても落ち着いていられる人を見つけられたことだと思う」
10月29日に4枚目となるアルバム『=(イコールズ)』をリリースするエドは、このアルバムを「青春の記録」と表現。いくつかの曲は父親としての立場をテーマにしていて、他の曲は愛に焦点を当てているという。
「これほどまでに作品を誇りに思ったことはないし、皆さんに聴いてもらうのにこれほど興奮したり緊張したこともないよ。まだまだたくさんの音楽が生まれますが、今はこのアルバムに対し私と同じように興奮してくれることを願っています」
愛する人と結婚し、待望の娘も誕生して幸せいっぱいのエド。彼の活躍から今後も目が離せない!