映画『プラダを着た悪魔』をはじめ、最近ではドラマ『WeCrashed〜スタートアップ狂騒曲〜』に出演するなど、ハリウッドを代表する俳優の一人であるアン・ハサウェイ(39歳)。先日あるインタビューに答えた彼女は、母親像に対するスティグマについて語った。

2012年に俳優やプロデューサー、そしてジュエリーデザイナーとして活躍するアダム・シャルマンと結婚し、現在2人の子どもを育てているアン。

先日<Wall Streer Journal>のインタビューに答えた彼女は、「再び子どもを産む可能性があるのかどうか」と尋ねられ、「心の中では望んでいるものの、簡単な道のりではない」と以下のように語った。

「妊娠し子どもをもつことは、すべてポジティブなことのように捉えられる傾向があります。でも私自身の経験からいうと、想像よりも遥かに複雑なことなんです。そしてこの心の痛みを他の誰かも感じていると知る…それは孤独を感じずに済む有益な情報だと思っています」
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またアンは、「女性は何世紀にもわたって、流産や不妊の問題に一人で対処することを余儀なくされてきた」とも語っている。

「何を恥じる必要があるのでしょうか?悲しいのはもちろんですが、人生の一部なんです」
 
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不妊治療の末、第二子を妊娠したアン。そして母親になったことは、自身の人生を大きく変えたとも同インタビューで明かした。

「私は母親になるまで、地に足がついた感覚を感じたことはありませんでした。私が誠実さに欠けていたわけではありませんが、すべてにおいて自分の言葉に忠実になりたいと思ったんです」

「それに、自分の中にあった“無意味なこと”をやめるきっかけにもなりました。そして『ベストな自分ではない』と感じたときにも、小さな安らぎを与えてくれるんです」

そんなアンが母親になることについて語ったのは、これが初めてではないそう。3年前に第二子妊娠を発表した際には、自身のInstagramでこのように綴っていた。

「不妊の苦しみに耐えているみなさん、どうか私の妊娠も思うようにいかなかったと知ってもらえたらうれしいです。たくさんの愛を込めて」

またアンは、母親になったことで「18年間飲んでいたお酒をやめた」と2019年に明かしている

「私は10月に飲酒をやめました。息子は朝からずっと私のことを必要としているので、彼が家にいる間はやめようと思うんです」

ファンに対して、不妊についてや子育ての経験をオープンにしてくれたアン。彼女の発信は、同じ経験をしている人々の心の支えになっているはず。

※この翻訳は抄訳です。

Translation: ARISA ISHIMOTO

COSMOPOLITAN UK