2001年に公開された映画『プリンセス・ダイアリー』で、一躍スターの仲間入りを果たしたアン・ハサウェイ。実はその以前にもテレビシリーズなどに出演しており、10代から芸能界に身を置いています。

そんなアンが振り返ったのは、16歳当時にインタビュアーから聞かれたという不気味な質問について。

君は良い子? それとも悪い子?

「2023年サンダンス映画祭」に出席したアン・ハサウェイが、<Variety誌 >による取材に対して明かしたのは、16歳当時にインタビュアーから聞かれたという不気味な質問について。

「私が演技をはじめて、公の場で受けた取材で聞かれた一番最初の質問は『君は“良い”女の子ですか? それとも“悪い”女の子ですか?』でした。当時の私はまだ16歳でした」

質問の意図は定かではないものの、 アンは「(出演していた)作品について話したかった」と、インタビュアーの対応に不信感を覚えたと言います。

fox tv up front party
Ron Galella, Ltd.//Getty Images

子役時代に、このような扱いを受けたことがあると明かしているのは、アンだけではありません。 オルセン姉妹やブリトニー・スピアーズ、エマ・ワトソン、そして映画『マチルダ』に出演したマーラ・ウィルソンなども、過去の経験について告白しています。

マーラは、2017年の<ELLE アメリカ版>の取材に対し、世間による子役の性的消費について、次のように話しています。

「 私は、中学校を出る前から脚フェチサイトで紹介されたり、フォトショップで加工されて児童ポルノにされたりして、オンラインで成人男性から手紙やメッセージを受け取っていました。(中略)メディアに出ている若い女の子たちを性的な目で見ようとする不気味で不適切な傾向は、社会問題だと思います」
premiere of bbc america and amc's "killing eve" season 2 arrivals
Amy Sussman//Getty Images

最近では、Netflixの人気シリーズ『ストレンジャー・シングス』に出演しているミリー・ボビー・ブラウンが、彼女の18歳の誕生日までの日数をカウントダウンするために立ち上げられたサイトについて言及したばかり。ミリーは、自身の誕生日が“子役の成長”の一部として扱われるのを「気持ち悪い」と一蹴。

さらに、ポッドキャスト番組<The Guilty Feminist>で、その意図について次のように補足しています。

「(私は)私が成人したことに対する人々の反応と、報道陣やソーシャルメディアの反応の違いを目の当たりにしました。それはゾッとするようなものでした」

※この翻訳は抄訳です。
Translation: Risa Tsubakihara
COSMOPOLITAN UK