6月20日（現地時間）、ダニエルと名乗る女性（現在アカウントは削除済み）がTwitterでの投稿を通してジャスティン・ビーバー（26歳）による2014年の性的暴行を告発。数多くの現地メディアが性的暴行疑惑を報道する中、ジャスティン本人が報道を完全否定する声明を発表し、その内容に注目が集まっている。
2014年3月9日に、コンサートのためにテキサス州ヒューストンを訪れていたジャスティン・ビーバー（当時20歳）に、フォー・シーズンズ・ホテルの一室で性的暴行を受けたことを告白したダニエルさん（当時21歳）。
同投稿では、当時交際していたセレーナ・ゴメスがコンサートに同行していたことや、どうしてジャスティンと個人的に会うことになったのか、そして被害に遭うまでの流れなどが詳細に記されている。
ダニエルさんの投稿に綴られていたこと（一部抜粋・抄訳）
※以下の投稿文には、人によって過去のトラウマなどを引き起こすトリガーとなる描写が含まれていることがあります。
- 当時ジャスティンは、セレーナ・ゴメスとヒューストンを訪れていた
- 100名ほどの観客に向けたイベントに、ジャスティンがサプライズゲストで登場
- 2人の友人と一緒にいたダニエルさんに男性から声がかかり「ショーの後にジャスティンと直接会う気がないか」と聞かれ、快諾
- ジャスティンが現れ、20分ほど写真撮影や雑談などを楽しむ
- ジャスティンとその友人だという男性から「フォー・シーズンズ・ホテルに遊びにこないか」と誘われ、有名人と一緒に遊べるという純粋な動機から了承する
- ホテルに着くと、ジャスティンの友人とされる男性によって、ダニエルさんは友人たちと別の部屋に連れていかれる
- 「口外しないことを約束してほしい。口外した場合には法的措置を取る」とジャスティンから言われる
- ジャスティンからベッドに誘われる
- 不審に思ったダニエルさんが「セレーナはどこ？」と聞くと、ジャスティンは「心配はいらないよ。あとで部屋に帰ってくるから」と回答
- 会話中にジャスティン側からキスをしようと顔を寄せてきたため、キスを返す
- ジャスティンがダニエルさんをベッドに押し倒し、デニムを脱がし、行為が始まる
- ダニエルさんは、友人の元に行きたいことやセレーナに対して罪悪感があることなどを理由に挙げ、行為を中断したいと申し出ると「大丈夫だから、落ち着いて」とジャスティンから返される
- 下着を脱がされ、不快を覚えたダニエルさんは過呼吸になり、ジャスティンに退いてほしいことを伝えるが無理やり行為を続けられる
- 昨年、同意なしの性行為による被害について、ようやく家族や友人に打ち明ける
この報道に対し、ジャスティンもTwitter上に長文のメッセージを連投し、疑惑を否定。そもそもフォー・シーズンズ・ホテルには泊まっていなかったこと、さらにこの日は当時交際していたセレーナと過ごしたことを明かしている。
「彼女（ダニエル）のいう通り、私はオースティンで行われたSXSW（音楽イベント）に出演しました。当時のアシスタントと一緒にいて、数曲披露することになりました。しかしこの人が知らなかったのは、私が当時の恋人であるセレーナ・ゴメスと一緒に、このショーに参加していたということです」
またジャスティンは、当時の目撃情報が載ったファンのツイートや、別のホテルの予約を証明する領収書を公開。フォー・シーズンズではなく、ウェスティン・ホテルに泊まる予定だったものの、予約が上手くいかず、結果セレーナや他の友人らとAirbnbの宿泊施設に滞在したと語り、ダニエルさんの証言は事実上不可能である、と真っ向から否定。
「性的暴行に関して、すべての被害者たちの主張が真剣に受け止められるべきだと思っています。だからこそ、私は必要とされる対応をとることにしました。今回の件は事実上不可能なことです。それを証明するためにもTwitter社と協力して、法的措置を講じるつもりです」
今回、ジャスティンが身の潔白を証明する手段として名前が出されたセレーナは、20万以上も名前がツイートされ、ツイッターのトレンド1位に浮上。セレーナ側からの声明は、今のところは発表されていない。
さらに、ダニエルさんの告発の後、カディと名乗る別の女性も2015年にニューヨークのホテルでジャスティンから性的暴行を受けたことを告白。ボディガードを介してジャスティンに会ったことや、抵抗したものの彼から暴行を受けたという内容の文章がtwitter上でシェアされた。
現在、ジャスティン側からカディさんの主張へのコメントはないものの、今後の動きに注目したい。
