何度でも同じ場所に出てくる、やっかいなニキビ。実は、出てくる箇所によって原因が異なるそう。「どうにかしたい!」そんなあなたのために、部位別の対処法を<コスモポリタン アメリカ版>からご紹介します。

あご

毎月同じ頃、痛くて、膿をもった黄色いニキビがあごにできるなら、ホルモンが原因かも。ホルモンは皮脂の分泌を促すため、ニキビをできやすくするのだとか。

通常のニキビより根が深く、治療が難しいので、この場合は自分で治そうとするより、皮膚科医に相談するのがおすすめ。ステロイド系の注射を打つ、内服薬を服用する、などの選択肢から最適な治療を探してくれるはず。

「予約を待つまでの間、ニキビに温湿布をあてると炎症が軽減できます」と語るのは、皮膚科医のニール・シュルツさん。その後は患部を触らないように、にきび用パッチを貼るとベターなんだそう!

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見た目だけではなく、サリチル酸と天然由来の緑茶エキスがニキビにしっかり働きかけてくれます。

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ケースの中には32枚の星型のニキビパッチがin。レフィルでは、メタリックカラーの星も! 

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一般的なニキビパッチ同様、目立ちにくい透明タイプだけれど…よく見ると、星型やハートのデザイン♡ 

Tゾーン

顔の中でも、Tゾーンにニキビができやすい人は少なくないはず。理由はシンプルで、Tゾーンは脂っぽくなりやすいから。皮膚科医のレイチェル・ナザリアンさんによると、皮脂が角質や汚れと混ざって固まると、黒ニキビや白ニキビ、はては嚢胞(のうほう)になるのだとか。

皮膚は絶えず皮脂を分泌するため(それ自体はごく自然なこと)、毛穴には皮脂が詰まりやすいもの。ニキビがいつも同じ箇所にできるなら、普段のお手入れにレチノールが配合された製品や酸性のピーリングなどを加えて、毛穴の詰まりを取り除いて。

おでこ

汗をかくと、おでこにニキビができやすくなるという人も多いのでは? 帽子や前髪は、おでこをニキビの温床にする原因に。「おでこを手で触ったり、帽子や前髪が触れるたびに、細菌と皮脂をくっつけることになるのです」と語るのは皮膚科医のモナ・ゴハラさん。

大切なのは、汗や細菌をやさしく洗い流すこと。その後は肌にやさしいニキビ薬をつけ、ニキビ肌用のファンデーションを使い、あぶらとり紙で皮脂を取り除いて。

頭皮

顔のニキビ同様、頭皮にできるニキビの原因は、遺伝子やホルモン、毛穴の詰まり。遺伝子やホルモンによるニキビの治療には、皮膚科医に相談するのがベターですが、毛髪学者のドミニク・バーグさんによると、毛穴の詰まりによる頭皮のニキビを解消するのは難しくないそう。

そのためには、毛穴をすっきりさせるシャンプーで、頭皮に残ったシャンプーやリンス、汚れを分解すること。「ラウリル硫酸ナトリウム」や「ラウリル硫酸カリウム」などの、硫酸系化合物を含まない、抗炎症作用やニキビ予防効果のある製品を選んで。


胸も、汗をかきやすく、ニキビが繰り返しできやすい場所。スポーツブラをすると蒸れることはよく知られているけど、「汗をかいた後にすぐシャワーを浴びないのが胸ニキビの原因かもしれません」と皮膚科医のゲーリー・ゴールデンバーグさん。

運動後は抗菌作用のあるボディソープですぐに体を洗うか、汗拭きシートで応急処置を。

背中・肩

背中や肩のニキビも、スポーツブラが原因なことも。その場合は、胸のニキビ対策と同様に、皮脂や汗を取り除けばOK。

ニキビができやすい人の中には、シャンプーやリンスに含まれる保湿成分によって、背中や肩の毛穴が詰まる人もいるそう。その場合は、洗った髪の毛をタオルで巻き、浴室を出る前に背中と肩をもう一度シャワーで流して。その後は、背中にも届くニキビ用スプレーを吹き付けて。


腕の外側にできる、ちっちゃくて、でこぼこした赤い腫れは、ニキビではないそう。

「あれは毛孔性角化症と呼ばれるもので、毛包が過剰なケラチンを分泌することにより、腫れや炎症を起こすのです」とゴハラさん。遺伝子に原因があるので、完治は難しいとのこと。

もっとも、発生を抑える方法はあるそう。入浴時は、皮膚のケラチンを分解する作用があるイオウベースの石けんを使い、週に1回、酸性のボディスクラブを使うこと。体を拭いたら、肌に優しい「レチノール」か「アルファハイドロキシ酸(AHA)」ベースのボディクリームで肌をすべすべに。

お尻

ニキビのようでニキビでないものと言えば、お尻にできる固くて小さなデコボコ。これも毛孔性角化症の可能性が。よくある原因は汗まみれの衣服、と語るのは、皮膚科医のモーガン・ラバックさん。ぬれた衣服や水着、レギンスは肌との間に摩擦を起こし、炎症の原因になることがあるそう。

大切なのは、汗をかいたら速やかに着替え、肌を清潔かつオイルフリーに保つこと。できてしまったものを治すには、抗菌性の石けんを使い、ケミカルピーリングなどで角質を除去して。

この翻訳は、抄訳です。

Translationmayuko akimoto

COSMOPOLITAN US