人には言いづらい、“お尻のできもの”に悩んだ経験はありませんか? 「でも、ニキビって胸や背中にもできるものだし…」と放置してしまうのはNG。お尻のニキビは顔や胸、背中のものとは異なる吹き出物の場合も多いだそう。
そこで皮膚科医のモーガン・ラバック医師とシェリーン・イドリス医師に聞いた「お尻のニキビ」の原因と対策を、コスモポリタン アメリカ版からご紹介。よく読んで参考にすれば、発症を抑えることも可能だそう。これで、大胆なランジェリーも自信を持ってつけられるはず!
【INDEX】
お尻にブツブツができる原因とは?
ラバック医師によると、お尻のニキビはごく一般的な症状のひとつとのこと。また「お尻にできるボツボツは毛穴の炎症」だとも話し、顔にできるニキビとは異なる発疹の「毛包炎」であることを指摘。
「毛包炎」って何?
毛包炎とニキビは見た目が似ているため、同じ症状だと勘違いしてしまいがち。「ニキビとは毛穴が白や黒、または黄色や赤く盛り上がった吹き出物を指します。お尻にできる吹き出物の場合、赤みがかった発疹の真ん中に毛が生えていることが多く、白みがかった部分は死んだ皮膚や白血球の残骸です」と、ラバック医師は説明。
しかし、「お尻にニキビができている」可能性もあるので、自分で判断がつかない場合は皮膚科を受診するよう医師たちは勧めています。
夏場の炎症は摩擦が原因!?
もし夏場に「お尻のブツブツ」ができることが多い場合、その原因は水着や運動用レギンスにある可能性が…。濡れた衣類による摩擦は、毛包炎を発症させる元凶になり得るのだとか。
治療法は?
「ニキビ用洗顔料でお尻を洗うと良いでしょう」とイドリス医師。毛包炎を引き起こす皮膚の細菌を抑えるためには、過酸化ベンゾイルを含有するニキビ用洗顔料でクレンジングするのが良いそう。
洗う時に注意したいのは「吹き出物をつぶさない」ということ。「ブツブツとした炎症をスクラブしてしまいたい!」という衝動はグッとこらえて、優しく洗いましょう。
イドリス医師によれば、グリコール酸またはサリチル酸配合のパッドを使うなどした「刺激の低いケミカルピーリング」が、古い角質や皮脂が毛穴に詰まるのを防いでくれるためオススメなんだそう。
お尻のブツブツの発症を防ぐには?
ラバック医師は「コットン製の下着を身につける」ことが予防につながると説明。コットンは化繊に比べて吸水性が高いため、肌をドライに保てるのだそう。同じ理由から、フィットネス用のウェアも吸水性が高い素材のものが好ましいとか。また、運動後はすぐにシャワーで汗を流し、万が一、着用しているパンツやジーンズが肌に擦れてしまった場合は、落ち着くまで患部を冷やすと効果的とのこと。
ほんの少しの工夫で防ぐことができる「お尻のブツブツ」。トレーニングで鍛えた自慢のお尻を、せっかくならつるんと磨き上げて♡
※この翻訳は、抄訳です。
Translation: 宮田華子