自分ではしっかり洗顔しているつもりだけど、どうも肌の調子が悪くて…なんてこと、ありませんか? それは自分の肌に合った方法をとっていないのが原因かも。

今回は「ダブル洗顔」の基礎知識やメリット、その正しいやり方について、専門家のアドバイスをお届け。肌質にあったスキンケアを探してみて!


【INDEX】


ダブル洗顔とは?

ダブル洗顔とは、クレンジング剤と洗顔料で2回顔を洗うこと

セレブ御用達エステティシャンのシャーリーナ・ハッサーニさんによると、オイルベースのクレンジングから始めて、ウォーターベースの洗顔料で終わるの一般的なのだとか。

メイクや日焼け止めなどにはクレンジングを、汗やほこり、垢などには洗顔料を使うことで、しっかりと汚れを落とせるそう。

ダブル洗顔のやり方

今回は、オイルベースのクレンジング+ウォーターベースの洗顔料のダブル洗顔の方法をピックアップ!

オイルベースのクレンジングで顔を洗う

まずは乾いた肌全体に、クレンジングをのせて、マッサージ。セレブ御用達フェイシャリストで、オリジナルのスキンケア製品も手がけるジョアンナ・ヴァーガスさんによると、メイクや汚れを浮かすためには、小さな円を描くのがベストなのだとか。

クレンジングが肌になじんだら、水を足して乳化させ、洗い残しがないようにしっかりと洗い流して。

ウォーターベースの洗顔料で顔を洗う

次は、ウォーターベースの洗顔料で顔を洗って。洗い流したら、タオルで優しくおさえて水分を拭きましょう。

set multicolored smears of illuminating yellow scrub with exfoliating particles
Anna Efetova//Getty Images

ダブル洗顔のメリット

肌を清潔に保てることが、ダブル洗顔の1番のメリット。寝る前にきれいな状態にしておけば、朝になって炎症やニキビに悩まされることは少ないそう。

エステティシャンのビアンカ・エドワードさんによると、ダブル洗顔で肌を清潔にすることで、その後のスキンケア製品が角質層に浸透しやすくなり、より効果を発揮する結果になるのだとか。

「クレンジングは洗顔料と同じ位置づけで使うべきではない」と話すのは、美容皮膚科医のミシェル・グリーン医師。メイクや余分な皮脂を落として、毛穴の詰まりを除去し、肌の炎症やニキビを防ぐためには、クレンジング後に洗顔することが重要とのこと。

ダブル洗顔の頻度

グリーン医師によると、ダブル洗顔が必要なのは、メイクをした日だけ。ほとんどの場合、その他の汚れは一般的な洗顔料で簡単に落ちるので、ダブル洗顔は毎日必要なことでないのだとか。

しっかりとメイクをする人やオイリー肌の場合は、定期的にダブル洗顔をするとGOOD。それ以外の人やメイクをしない日には、朝晩ともにしっかり洗顔するのはやり過ぎだとエドワードさんは指摘。

ダブル洗顔におすすめのアイテム

基本的には、クレンジングオイルかクレンジングバーム(クレンジングオイルを固形・半固形にしたもの)を使ってメイクを落とし、肌質に合った洗顔料で肌をきれいにして。

もし、オイルベースのクレンジングが合わないようなら、ミセラーウォーターのように、別のタイプのクレンジングに変えてみると◎。

また、肌質だけでなく、肌の現在のコンディションも考慮に入れてることが大切。いつも同じもので効果があるとは限らないので、肌の状態を見極めることが必要なのだとか。

一般的なガイドラインとして、肌質に合わせた製品は下記を参考にして。

close up view of micellar water in bottles, green palm leaf and orange half with water drops on beige backdrop
LightFieldStudios//Getty Images

乾燥肌や敏感肌

乾燥肌や敏感肌の場合は、ダブル洗顔によって肌が乾燥したり、炎症を起こしたりする可能性も。まずは肌にやさしく、保湿効果があり、穏やかで、無香料のものから始めるのが良いのだとか。

またハッサーニさんがおすすめするのは、ミセラーウォーター。肌の表面の余分な皮脂やメイク、汚れを取り除くのに十分な効果がありながらも、ダブル洗顔したときのように、肌からうるおいを奪ったり、肌を刺激したりすることは少ないそう。

オイリー肌

オイリー肌の場合、まずはクレンジングバームか、オイリー肌用のオイルベースクレンジングを使い、その後は泡タイプの洗顔料かサリチル酸を配合した洗顔料を試してみて。

オイリー肌の人が、サリチル酸を配合した洗顔料をダブル洗顔に組み込むことにより、毛穴の黒ずみとして現れる余分な皮脂や角質を落とす効果も。肌が乾燥したり、炎症を起こしたりする場合は、洗浄力の高いクレンジングや洗顔は避けたり、やさしく洗うように心がけましょう。

混合肌

部分的に皮脂や乾燥が気になる人は、混合肌と言われるタイプ。肌を乾燥させることなく、余分な皮脂をしっかり落とす製品がおすすめ。

ジェル状、または保湿効果のあるクレンジングや洗顔料を使うことで、ダメージを与えることなく、肌を清潔に保てるとのこと。

ニキビ肌

ニキビ肌には、あえてシンプルなスキンケアをするのも良いそう。ただし、メイクをした日は、正しい製品を使って完全にメイクを落とすことを忘れずに。

ニキビ肌用のクレンジングバームか、オイルベースが肌に合わない場合は、ミセラーウォーターを使ってから、ニキビ用の洗顔料を。薬用洗顔料は肌のバリアを壊すこともあるので、その場合は、肌にやさしいクリーミーなアイテムを選び、その後治療薬を塗るのがベスト。

※この翻訳は、抄訳です。

Translationmayuko akimoto

COSMOPOLITAN US