チークの色といえば、パッと浮かぶのはピンクやオレンジ、ブラウンなどの定番カラー。流行のチークを「可愛い♡」と思って買ってみたものの、使ってみたら似合わなかった…なんて経験、ある人もいるのでは? 使い方はもちろん、色の選び方も難しいもの…。そんな中、どんな人でも似合って、美人になれる色があるという噂をキャッチ! 本当にそんな夢のようなカラーは存在するのか、日本が誇るコスメブランド「シュウ ウエムラ」のアトリエ アーティスト木村淳一郎さんに、突撃取材をしてきました。

どんな肌色の人も美しく見せるのは「ラベンダー」こと「モーヴ」カラー

――どんな人でも美人になれる色って、本当にあるんですか?

はい、あります。それが、この「ラベンダー」カラー。 みなさんはあまり馴染みがない色かもしれませんが、この色は美人の要素とも呼べる「透明感やエアリー感」はじめ、「肌色をワントーン明るく見せる効果やピュアさ」を引き出してくれるカラーで、アーティストの間ではよく使われる色なんです。しかも、仕込みにも仕上げにも使えるので、本当に便利。

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シュウ ウエムラでは「モーヴ(グローオンM225)」と呼ばれています。繊細な色付きは、"色味を足す"というよりも"質感を足す"という感覚に近く、日本人の肌色にも自然に馴染みながら、美しく仕上げられるんです。

ファンデーションでもシュウ ウエムラは「肌の明度を基準に、なりたいイメージで選ぶ」というメソッドを取り入れていますが、チークにおいてもこの考え方は応用されています。このモーヴカラーも、"色味を足すチーク"というよりも"イメージを演出することを目的としたフェイスカラー"と考えていただけると良いかと思います。

実はこのチーク、「花嫁チーク」とも呼ばれていて、ウェディングメイクをするときに、隠し技として取り入れるメイクアップアーティストの方も多いんです。透明感を引き出してくれるので、透明感を引き出してくれるので、純粋・無垢・清楚といった、花嫁のイメージにぴったりですからね。その噂が広まって、純白のウエディングドレスにぴったり似合う、白く柔らかな肌を演出できる、と指名買いされる方が増えているんです。

モーヴ(花嫁)チークはどこに入れる?


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