「コーチ」の新ブランドである「コーチトピア」が、リサイクル・再利用・再生可能な素材を使ったものづくりの裏側を見せる動画シリーズを発表。

動画では、集められた素材の切れ端が職人ら一人ひとりの手によって編まれてバッグになるまでの道のりにフォーカス! コーチトピアが目指す、“循環型ものづくり”の在り方を描いています。


【目次】


“廃棄物”からモノが生まれるまで

インドのチェンナイにある製造工場を舞台に、バッグを作るときにでた廃棄物から新たなバッグを作る過程を描いたドキュメンタリー「The Road to Circularity(循環型への道のり)」。

1987年から「コーチ」のパートナーを務めるKHエキスポート社では、色も質感も、切り抜かれ方もバラバラなレザーの切れ端が集められ、それらに職人やデザイナー、現場で働く人々の技術が施され、デザインも品質も約束されたオリジナルアイテムを生み出しています。

ここからは、Z世代の環境活動家であるアディティ・マイヤー(Aditi Mayer)さんとともに、「コーチトピア」の取り組みについて学ぶ旅に出ます。

エピソード1:Making with Waste (廃棄物で作る)

preview for The Road to Circularity(循環型への道のり)

品質とデザイン性のための技術

さまざまなレザーの切れ端を合わせるだけでなく、長く使えるような高いクオリティーをもった素材に仕上げるために「コーチトピア」では独自の工夫も。

動画では熱と圧力を使って、不規則な形をしたレザースクラップを、それぞれ独自の模様に仕上げられたスエードのようななめらかな素材に変える技術が紹介されています。

サイズの小さな切れ端を細かく編み込んでチェッカーボードのパターンにするなど、形の不ぞろいなものを並べ替えて一つの新しい模様にしていく様子なども捉えられています。

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Courtesy of Coachtopia

「作り方だけでなく、考え方を変えること」

“使っておわり”ではなく、使わないもの・使わなくなったものの形を変えて循環させていく手法や考え方を見せた「コーチトピア」。

a person cutting a cake
Courtesy of Coachtopia

マイヤーさんは、 循環性(サーキュラリティ)を追求していくと、ブランドだけでなく、消費者にとってもこれまで“当たり前”とされていたことを問い直すきっかけになるはずだと述べています。

「完璧を求める文化的な考え方のせいで、レザーの自然なシボ(立体的なシワ模様)が欠点とみなされ、廃棄物が増えることになるとは驚きです。サーキュラリティとは、単に作り方を変えることではなく、考え方を変えることなのだと気づかせてくれます」

見えづらい“裏側”に光を当てていく

80年以上にわたるブランドのクラフトマンシップを生かし、Z世代のクリエイターやファッションの持続可能性に問題提起をするような人々を巻き込んで、ファッション業界の大量廃棄の問題にアプローチする「コーチトピア」。

今後も動画シリーズなどでの発信を通して、日ごろは見えづらいファッションの側面に光を当てていくと言います。


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コーチ・カスタマーサービス・ジャパン
0120-556-750