世界で愛される、セサミストリートの人気キャラクターである「クッキーモンスター」。この“歯のないモンスター”が食べるそのクッキーは、実際に食べられるような本物のクッキーなのでしょうか? <delish US>よりお届け。
全身をモジャモジャのブルーの毛に包まれたクッキーモンスターはよく、粉々になったクッキーを体じゅうにつけて登場します。1966年からセサミストリートに仲間入りしたクッキーモンスターは、もともとカナダの食品会社、ゼネラルフーズ・カナダ社のコマーシャル用に考案されたキャラクターでした。
<ニューヨーク・タイムズ>紙によると、クッキーモンスターが“むさぼる”そのクッキーは『セサミストリート』の生みの親、ジム・ヘンソン・カンパニーのマペット・ラングラー(人形使い)のひとり、ララ・マクリーンさんがいつも自宅で焼いているとのこと。そして、それは実際に食べられるようなクッキーではないという。
2000年代初め以降、クッキーモンスターが食べているのは、パンケーキミックスとグレープナッツ(朝食用のシリアル)、ライスパフ、インスタントコーヒー、そして水を混ぜて作られたもの。
チョコレートチップに見えるのは、なんとグルーガンを使って乗せた茶色の接着剤なのだそう。接着剤以外の材料はすべて食品でできていますが、チョコレートチップクッキーや“モンスター・クッキー”のように、甘くておいしいお菓子というわけではありません。
また同紙によれば、マクリーンさんはこのクッキーを「1話あたり25個くらい作っている」とのこと。現在のレシピが作成される前は、“クッキー”はライスクラッカーとフォーム(泡)状の何かを混ぜて作られていたそう。
2001年からクッキーモンスターの担当になった人形使いのデヴィッド・ラッドマンさんは、「あっという間に粉々になる」現在のクッキーは、「笑いを誘うのにちょうどよい薄さ」だと話しました。
From delish US