エミリー・ラタコウスキーが2024年3月19日(現地時間)に、自身の「離婚リング」を披露。2022年9月にセバスチャン・ベア=マクラードと離婚した彼女は、元夫にもらった婚約指輪を改造し、2つのリングへと作り直した写真を自身のSNSに投稿したのだ。

もともとは、2つのダイヤモンドがあしらわれた「トワ・エ・モア」と呼ばれるデザインだったこのリング。今回、エミリーはそれをリメイクし、再利用するトレンドを取り入れた。

こうすることで、ジュエリーをもう一度身につけることができ、再構築された美しいジュエリーとともに新たなスタートを切ることができる、インスピレーションあふれるアイデアといえる。

instagramView full post on Instagram

ミンカ・ジュエルズ(Minka Jewels)のルーシー・クラウザー氏は、「身につけやすい2つのリング」に変身させたエミリーを称えた。

「石を追加してリングをカスタマイズし、スクエアダイヤモンドに新たな命を吹き込み、まったく違うものへと作り直しています。ペアシェイプのダイヤモンドはそのままでも美しいのですが、斜めにセットされており、さらに素敵に。また、爪異なる金属をミックスすることで、2つのリングに個性をもたせていて、非常に身につけやすいデザインになっています」

ロンドンでジュエリーブランドを展開するレイチェル・ボストン氏によると、エミリーは「トワ・エ・モア」デザインの婚約指輪トレンドの火付け役になったそう。

「このデザインは、(あまりの人気の高さから)たくさんの模倣品を生みましたが、今回の離婚リングも同じくらいの影響力をもつことは間違いありません。私はこの新たなスタイルをとても気に入っています」
「プリンセスカットのダイヤモンドを、2つのダイヤモンドで台形に縁取ることで、伝統的なトリロジースタイル(3つのダイヤモンドを並べてセットするデザイン)に遊び心を加えた、モダンなリングに仕上がっています。おそらく彼女の過去、現在、そして未来の独立を反映しているのでしょう」

もし婚約指輪を引き出しにしまったままにしているなら、それを美しく再構築してみるのもおすすめ。ジュエラーが喜んで手助けしてくれるし、新しいスタートを切る絶好の機会となる。

ボストン氏によると、婚約指輪の作り直しはかなり頻繁に依頼される、とのこと。

「ダイヤモンドを再利用してオリジナルのリングに少し変化を加えた、よりモダンなデザインにしたり、スタイルを根本的に変えてみるなど、あらゆる相談を受けています」

ジュエリーデザイナーのエマ・クラークソン・ウェブ氏は、「自分が心から愛するリングを作るチャンスでもあります」とアドバイス。

「何度も着用したくなるようなものや、オリジナルとは違うものへとデザインしてみてください。同じ石を使うからといって、もともとの婚約指輪と同じである必要はありません。カラーストーンを加えてみたり、ゴールドやミックスメタルなど、異なる金属を使ってみるのもいいでしょう」
a hand holding a gold ring
Courtesy of Minka Jewels
ミンカ・ジュエルズでリメイクされたリングの例

完全に新しいリングを作るだけでなく、ピアスやネックレス、バングルへ再利用するなど、できることはたくさんある。いずれにしても、エミリーと同じのように、自分の新たな人生を記念して、自立を受け入れる素晴らしい機会になるだろう。

ジュエリーブランドのリリー(Lylie)の創業者であるエリザ・ウォルターは、このように話している。

「離婚は厳しい試練でもあるので、自分自身で気分を上げることが重要です」
「宝石は残したいけれど、金属部分を変えてまったく違うデザインにしたい、と願う顧客によくお会いします。エミリーがそうしたように、人生の門出を美しい輝きとともに祝福することができるのです」

※本記事は、Hearst Magazinesが所有するメディアの記事を翻訳したものです。元記事に関連する文化的背景や文脈を踏まえたうえで、補足を含む編集や構成の変更等を行う場合があります。
From Harper's BAZAAR US


From: Harper's BAZAAR JP