ウエディングベールに隠された意味や、ブライズメイド(花嫁介添人)がお揃いのドレスを着る理由など、これまでにも結婚式にまつわる数々のトリビアをご紹介してきました。

本記事では、結婚式の定番演出といっても過言ではない、新婦がゲストに花束を投げる「ブーケトス」の知られざる歴史を、<コスモポリタン イギリス版>からお届けします。

ブーケトスとは?

ここ数年間、伝統として受け継がれてきた、花嫁が後ろ向きになって、ゲストに向かってブーケを投げるという演出。ブーケをキャッチした人は「次に結婚できる」という幸せのジンクスとして親しまれていて、海外の映画やドラマなどで、女性ゲストがブーケを奪い合うシーンに見覚えがあるという人は多いのではないでしょうか。

このような言い伝えはあくまでも迷信ですが、そもそもなぜこのような習慣が受け継がれてきたのでしょうか?

bride throwing bouquet
Ronnie Kaufman//Getty Images

ブーケトスの由来

一説によると、ブーケトスは14世紀のイギリスの習慣が起源とされるとのこと。

当時、イギリスの結婚式では、「新婦の持ち物に触れば、幸せをあやかれる」といったジンクスがあったよう。そのため、ゲストが花嫁の周りに群がって、なんとウエディングドレスを引きちぎったり、自らブーケを奪ったりと、今思うと恐ろしい光景が繰り広げられていた模様。

新婦は次第に、群がるゲストを散らすため、ブーケを自ら投げるという演出を始めたと言われています。まさに、「自己防衛」から生まれた習慣と言っても過言ではないのかも…!

※この翻訳は抄訳です。

Translation:YUUMI IKEUCHI

COSMOPOLITAN