セックスでして欲しいことをパートナーに伝えるのは難しい…と感じる人もいるはず。そこで本記事では、そんな悩みを少しでも解決するため、専門家に聞いた「自分のセックスでの希望をパートナーに伝えるコツ」をご紹介。
セクシュアリティの専門家エヴァン・ホイットニーさんは、伝えるのが難しい理由として「欲望を話すことで、パートナーを批判していると誤解され、相手を傷つけるのを恐れている人が多い傾向があります」と、説明。
また、断られるのを恐れていたり、聞き方がわからない人も多いのだとか。
「どんなことでも拒絶されるのは怖いものですが、特にセックスは傷つきやすいトピック。多くの人はパートナーに理解してもらえない、受け入れてもらえないのを恐れ、話すのをやめてしまっているような気がします」
お互いの理解を深めるためにも、専門家が6つの方法をアドバイス。自分に合ったやり方を探してみて!
【INDEX】
ベッド以外で話す
性科学者でセクシャルウェルネスグッズの会社「GoLove CBD lube」の共同創設者、セイディー・アリソン先生は、「セックスについての話題はベッド以外でも話していいんです」とアドバイス。
「コーヒーやカクテルを飲みながら話してみましょう。そのほうが行為の最中ではないため、パートナーへ伝えやすいこともあります。伝えるときには、気遣いを忘れず、優しい言葉で、自分がどうして欲しいかを話してみてください」
お手本を見せる
アリソン先生は、何か試してみたいことがあるのであれば、アダルトビデオなどを探してパートナーにその行為を説明してみるのも推奨。相手がどう思うかを尋ね、試してみたいと思えるかを聞いたり、「興味があって試してみたい」と伝えてみたりするのもいいのだとか。
さらに、場合によっては自らお手本を見せることもオススメとのこと。
「たとえばなめられたいと感じるのであれば、パートナーに問題がないか確認し、自分がやるのと同じことをやって欲しいとお願いしてみて。『私が気持ちいい方法を見せてもいい?』と聞くなど、遊び心のある方法で、パートナーが取り残された気持ちにならないよう、一緒に探求してみましょう」
本を読む
アリソン先生によると、セックスに関する本をパートナーと一緒に読むのもいいそう。
「イラスト付きの本などで、知識を増やし、ムードも作るのもいいと思います」
心理療法士でセックスセラピストのタマラ・ピンクス先生は、どこから始めたらいいかわからないときには、本などで学んだことをもとに、「していいこと」「ダメなこと」「わからないこと」をリスト化するのも提案。
書き出す
実際に試してみたいことをパートナーにメモで伝えるのをおすすめするのは、アリソン先生。
「トイレの鏡、お弁当、車のハンドルなどにパートナーへメモを残してみましょう。楽しいゲームのようになり、ドキドキできます。もっとロマンチックにしたければ、カードに書いてもいいかもしれません。手書きだと、メールよりも想いが伝わりやすいこともありますよ」
ゲームをする
ホイットニーさんは、セックスについては気軽に、楽しみながら話すことも大切だと説明。ゲームにすると、雰囲気も高まりやすいのだとか。
「セックスについて語りやすくなるようなゲームが理想です。自分の欲望を伝えるには、笑いを取り入れ、軽やかな雰囲気をつくるのがオススメです」
伝えることの大切さ
ピンクス先生は、「パートナーと一緒に欲望を探求することは、自分自身を成長させ、パートナーとの関係性を深めてくれます」と解説。
「私たちはセックスで同じようなものを求めがちですが、あらゆる方法を探るのは大切です」
ホイットニーさんは、「簡潔に言って、自分自身がベッドで何をしたいのか伝えない限り、自分が望むセックスはできませんし、欲望は満たされません」と指摘し、話すことの重要性をこう説明。
「自分の欲望を伝えることだけが大事なのではなく、パートナーとセックスについて語り合ったり、性的同意を当たり前のものだと認識したりするのが大切です。パートナーに自分がして欲しいことを伝えられれば、相手にとっても話しやすい関係性が築けます。セックスはお互いの協力があるべきものなのですから」
※この翻訳は抄訳です。
Translation: Haruka Thiel