自分の容姿に自信を持てないことで、恋愛に前向きになれなかったり、恋人とのセックスが思うように楽しめないという人もいるかもしれません。

アメリカ・ロードアイランド州に住むライターのリブ・パスクアレリさんも、そんな悩みを抱えていた一人。しかしあるとき、「セックスに鏡を使った」ことで悩みが解消しただけでなく、自分の体の美しさに気づくきっかけにもなったのだそう。

本記事では、リブさんが語った「鏡を使ったセックスに虜になった理由」をお届け。みんなが同じ方法で自分の美しさに気づくというわけではないけれど、思わぬ方法で自分の魅力に気づいた例として、ぜひ参考にしてみて。

語り:リブ・パスクアレリさん

気になる彼に体を見られたくなかった

それはありふれた、ひと夏の恋でした。当時、私はイタリア・ベニスに留学中で、マッチングアプリで出会った彼も、歴史の勉強のためにイギリスから留学中でした。

始めて彼と会った日の夜、私のお気に入りの広場の階段で、夜が明ける時間まで二人で話し続けました。こんなにすぐに心を通わせることができる人に、今まで出会ったことはありませんでした。

それからの2週間はあっという間。私たちは授業やリサーチが終わると、いつも一緒に過ごしました。一晩中ベニスを散歩しながらデートしましたが、話題が尽きることはなかったですね。

私は初めから、彼に対して性的な魅力を感じていました。桟橋、美術館、街角、レストランなどでデートしていましたが、家に帰ると彼に対する強い性的欲求で頭が一杯になってしまっていました。

そこで私は、彼がマンチェスター(イギリス)に戻る前日に、出会った日からずっと言いたかったことを伝えました。

「2人の関係を急いで進めたくはないけど…明日には帰国しちゃうでしょ? できれば一晩、一緒に過ごしたいな」

彼は安堵の表情を浮かべ、「もちろん、僕も同じ気持ちだよ」とやさしく答えてくれました。

ところが彼のホテルの部屋に行くまでの間、私には別の不安が押し寄せてきました。「彼に裸を見られること」は私にとって大問題だったからです。

私は物心ついたときから、摂食障害や身体醜形障害に悩まされていました。13歳の時に過食症と拒食症で入院したこともあり、自分の体を好きになる方法が分からないままでした。

そんな私にとって「2週間前に出会った男性の前で裸になる」なんて、とてつもなく恐ろしいことだったのです。

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鏡に映った自分の姿を見て感じた「美」

ホテルに到着し部屋のドアを開けて中に入ると、不安と性的興奮が押し寄せ、全身に力が入らなくなりました。その場で気絶してしまいそうなくらいで、今にも限界に達しそうだったのです。

なんとか落ち着きを取り戻して部屋を見渡すと、なんとキングサイズのベッドの向かい側の壁がすべて鏡になっていたのです。鏡張りの壁にショックを受けている私を見て、彼は「この鏡、どう思う?」と尋ねました。 私は震える声で「いいかも」と答えました。

そして次の瞬間、緊張の糸がプツンと切れました。お互いの体を引き寄せ、唇を重ねました。彼は頬を紅潮させて心置きなく私への欲望をむき出しにし、2人の呼吸は次第に激しくなりました。

「君を舐めたいけど…いい?」と彼に聞かれ、私はうなずきました。 服を一枚一枚ゆっくりと脱がされ、体の隅々まで舐めまわされた私。興奮レベルはマックスに到達しました。 彼の唇がついに“目的地”に到達したとき、私の体は彼の思い通りに反応しました。私はすぐにオーガズムに達し、唇から漏れるうめき声を抑えることができませんでした。

ベッドの端に頭を置いていたので、自分の体がライトに照らされていることには何となく気づいていました。でも、気になりませんでした。初めて、本当の意味で(裸を見られることが)気にならなかったのです。

彼が私を抱き起したとき、鏡の中に自分の姿が見えました。ライトに照らされた私の体は、以前イタリアの美術館で見た大理石の彫像を彷彿とさせました。貪欲に性を求める自分を認識し、初めて自分の体にセクシーさと力強い美しさ、そして自信を感じました。

ついに彼が私の中に入ってきたとき、私は息を呑みました。 ふと顔を上げると、鏡には自分の姿が映っています。彼は下唇を噛んで快感の唸り声をあげ、彼も私とのセックスに喜びを感じているとハッキリわかりました。その後、彼は唇を少しだけゆがめてセクシーな笑みを浮かべました。

鏡の中に、私自身の背中の優美な曲線、やわらかな肌、動きに合わせて揺れる枕のような乳房が美しく見えました。髪が顔にかかり、肉欲的な悦びがさらに誇張され、蒸気をあげるような熱量の高揚感を覚えました。

このセックスで、長年にわたって自分の体に対して抱いていた嫌悪感や虚無感が一瞬にして解消されたのです。彼の体が私の体に反応するのに合わせ、私自身も本能的に反応していました。奇跡のような時間であり、続いて起こったオーガズムも最高でした。

私を変えた「ミラーセックス」

翌日、彼は帰国。その後もずっと連絡を取り合うつもりでしたが、最終的には連絡は途絶えてしまいました。私の唯一の後悔は、もっと早く、勇気を出して彼とセックスをすれば良かったということです。

「鏡の時間」は、私のセックス観を完全に変えてしまいました。自分がセクシーで魅力的な人間であることを「身体的」な面からも確認することができ、とても嬉しい経験だったのです。

今でも摂食障害や身体醜形症と闘っていますが、これからは寝室のすべての壁に鏡を設置するつもりです。自分がセックスしている姿を見ると、自分が思っているよりもずっとセクシーであることがわかったから。

私は今、色気に満ちあふれている――そう自信を持って言えます。

※この翻訳は、抄訳です。
Translation:Office Miyazaki Inc.
COSMOPOLITAN US