自分がレズビアンかもしれないと自覚するまでの旅は、人によって様々。また、カミングアウトするもしないもすべて個人の自由だということを忘れずに。

この記事では、恋愛対象が女性だと気づいたキッカケについて、当事者の体験談を<コスモポリタン イギリス版>が人気掲示板サイト「Reddit」からピックアップ。

1.徐々に気づいた

わたしは徐々に、何年もかかって気づきました。最終的にすとんと腑に落ちるまでに、こんなことをしたり考えたりした、というのをシェアします。出演者が全員女性のアダルト映画をときどき見ていたのだけど、別の女の子も入れて3Pする自分が想像できたの。そのことを「ありえない!」とは感じなかった。恋愛対象になるような女性にはまだ出会っていないだけで、好きになったら女性ともデートできると思った。でも、それまでは男性と付き合ってきたから、統計的にはストレートだな、とも考えていた。「あの子(女性)がとても好き、絶対友達になりたいと思う。それに彼女はすごくきれいだし、彼女と話すとよく笑ってしまう。けど、たぶん友達として惚れただけよね」とか考えていた。

で、ある時点で、ただ「わかった」の。自分に何カ月も、いや何年かな、嘘をついていたってことが。今から思うと鈍感だったな…。

2.ある女の子から目を離せなくて

ある女の子に一目惚れしちゃって、何カ月後かにとうとう、それが何なのか気づいたの。後から考えれば完全に明らかなんだけど、その時は、「あーあの子から目が離せない、だって彼女の着てるセーターがすんごく欲しいんだもの」なんて思ってた。

3.小さい頃から分かっていた

最初から分かっていた。疑問に思ったことすらなく、おかしいのかもなんて感じたこともない。初恋の相手はディズニー映画『アラジン』のジャスミン姫。わたしの部屋は彼女のグッズだらけ。そのとき、4歳か5歳くらいだったかな。

4.「ちょっと試しているだけ」と自分に言い訳

私の場合はけっこう難しかった、というのは色々と自分に言い訳しちゃっていたから。たとえば、友達といちゃいちゃするのは、ただの「練習」とか。レズビアン・ポルノを見るからってゲイとは限らないとか。彼女とセックスできるけど、それは実験みたいなもの、とか。わたしは男もペニスも好きだ、だから大丈夫、とか。ちょっと憧れを持っただけ。ボーイフレンドだっているし、なんで気にしなくちゃいけないわけ? わたしはストレートな女、ただちょっと面白い女に見せたいのよ、わたしは「どストレート」だ、なんて自分に言い聞かせたりして。――女性とオーラルができちゃうと気づいたときね、とうとう認めることになったのは。

5.「男性に興味あり」というのが間違っていると感じた

今でも覚えているけど、4歳のときには女友達との赤ちゃんがほしいと思ったり、別の女の子に、男じゃなくて女と結婚できればいいのに、とか言ったりしてた。(その後、ゲイというのがどいうことか、それがなぜ悪いことなのか教えられたけど――なんせカトリック系の学校だったので)中学校時代はレズビアンについて話したりすることもあって、自分自身でまだ認めていないのに、バレるんじゃないかとかひやひやした。14歳で女子にキスしたいと思って、そんなこと考えちゃダメ、と自分に言いきかせて、18歳でFacebookの恋愛対象に「男性」を選ぶのに抵抗を感じた――これは間違ってる、嘘だと感じたから。やっと自分で認めて、カミングアウトしたのが20歳のときね。

6.女友達に執着していた

男性にちょっとでも恋したことは一度もなし。よく覚えているのが、小学校で恋愛ごっこみたいなのがすごく流行った時期。みんな運動場で相手を追いかけまわしたり、手紙が飛び交ったりしたけど、わたしは「よくやるわ~」みたいに思ってた。中学校では男子を好きになろうと努力した。好きな男子がいる、と友達に言ったりしたこともあるし。でも、後から考えると、「安全パイ」を選んでいたのよね。親友とお泊り会したときにこっそり打ち明ける以上に進みようがないような、絶対手が届かない超人気の男子を選んだり、ボーイフレンドと呼んだとしても実際にデートみたいなことが成立しようもなく、そのうち自然消滅するような完全にオタクで無口な男の子を選んだりして。

高校生になってもまだ自分がゲイだとは本気で思ってなかった。たしかに、女性の友達に対して執着して、態度がヘンだったりもしたけど。でも、友達にいっぱいハグしたり手をつないだり、くっついたりっていうのは、みんなしていたことじゃない? 男のことを考えられないのは、「忙しすぎるから」っていう言い訳もしていたわね。

7.親友とキス

大学2年生になるまでわからなかったんだけど、ルームシェアしていた親友について、ある時「あれっ、彼女に対するこの気持ち、友達に感じるようなものじゃないな」って気づいたの。「これは男に対して感じるべき気持ちじゃないのかな…」って。そしてある夜、彼女がキスしてきて、すべてがはっきりした

8.男の子と付き合うことに違和感があった

13歳のころに、まわりにいる女の子や女性に対して、惚れまくっちゃうっていうのが始まりなの。よく知らない子に対してすらも。男子を好きになることは全然ないうえに、男の子とロマンチックなことをすると考えるとゾッとするぐらいでした。しばらく時間がかかったけど、最終的にはあの反応が意味するところが理解できました。


※本記事は、Hearst Magazinesが所有するメディアの記事を翻訳したものです。元記事に関連する文化的背景や文脈を踏まえたうえで、補足を含む編集や構成の変更等を行う場合があります。
Translation:Noriko Sasaki (Office Miyazaki Inc.)
COSMOPOLITAN UK