意外と知らない!インターネットにまつわる豆知識15
SNSからフェイクニュースまで、インターネットって奥が深い…。
インターネットは瞬時に情報をシェアする手段として、1960年代から科学者や先端を行く技術者によって開発されてきました。ただ、インターネットがこれほどまで現代の生活に不可欠なものとなるとは、彼らも予想しなかったことでしょう。単なる情報の共有をはるかに超えて、SNSやニュース配信、音声や動画のストリーミングを可能にするなど、常に大量の情報を高速で伝えています。それは政治やエンタメ、社会通念への世論を変える影響力を持つほどに! そんな現代社会に不可欠なインターネットにまつわる、ちょっと驚く興味深い事実を<redbook>からピックアップ。
インターネットの歴史は意外に古い
インターネットのアイデアは、1900年代まで遡るのだとか。科学者やエンジニアたちが、テクノロジーの力で情報を拡散することができないか、すでに可能性を探っていたのだそう。それが実現したのは、1960年代になってから。マサチューセッツ工科大学のJ・C・R・リックライダーが「銀河間コンピュータネットワーク」を構想。その後、間もなく世界初のパケット通信コンピュータネットワークであるARPANET(アーパネット、高等研究計画局ネットワーク)が構築され、運用されたシステム第一号となりました。
インターネットのユーザーは32億人
国際電気通信連合のまとめたICT(情報通信技術)に関する統計によると、世界のインターネット・ユーザーは何と32億人(2015年時点)で、これは中国やインドの人口13億人超をはるかにしのぐ数。逆に驚きなのは、40億人のオフラインユーザーがいること。しかしながら、オンラインユーザーの数は着実に増え続けているそう。
昔はワールド・ワイド・ウェブと呼ばれた
1989年、イギリスのコンピュータ技術者、ティム・バーナーズ=リーがワールド・ワイド・ウェブを開発しました。「ワールド・ワイド・ウェブって何?」と思ったあなた。それは今、単に「ウェブ」と呼ばれているもののこと。バーナーズ=リーが1990年に世界初のウェブページをコーディング、その後の発達ぶりはご存じの通り。FacebookやGoogleなどのサイトは、コンテンツをコード化して共有することができていなければ、今日存在していないのです。
FacebookやMyspaceは最初のSNSではない
SixDegrees.comというのが、世界で初めて一般的に使用できるようになったSNS。その名の示す通り、「六次の隔たり(自分の知人を6人辿っていけば、世界の人と連絡できる)」理論がコンセプトのSixDegrees.comは、1997年に構築され、1999年まで続いたそう。似たような趣味や興味を持つ人たちに向けた小さなネットワーク内で、ユーザーが写真や情報をのシェアを可能にした初期のSNSのひとつでした。
数えきれないほどのハッキング事例が!
ホワイトハッカーなど、「悪意のないハッキング」も存在しますが、ここに出てくるハッキングとは、他人のコンピュータに侵入して不正を働くことを意味します。コンピュータセキュリティのネットワークであるソフォスラボの「2019年ソフォス・セキュリティ脅威レポート」によると、毎日3万のウェブサイトがハッキングされているとのこと。ハッキングは年々その形を変え、今日ではフェイクニュースやデジタル上の情報や記録にまで関係する場合も。ハッカーも技術の進歩と共に、ますます巧妙になっているのです。
「Wi-Fi」という名称はマーケティング会社が作った
1999年頃、無線LANの規格のひとつとして当時革新的だった同サービスのマーケティングを、ブランドコンサルタントのインターブランド社が依頼され、その名を考案したのだそう。そして依頼元は「Wi-Fi・アライアンス」という名称に。一説には、Wi-Fiという語呂はオーディオの「hi-fi」が起源ともいわれていますが、Wi-Fiという言葉自体に意味はないそう。また、実際にWi-Fiがどこで始まったのかもあいまいで、70年代にハワイで作られたという説もあれば、90年代初めにオーストラリアで開発されたという話も。
人がオンラインに費やす時間は、年々増えている
クライナー・パーキンスによる「インターネット・トレンド・レポート2018」によると、成人がアクティブにオンラインで過ごす時間は1日あたり5.9時間にもなるとのこと。長時間のオンライン使用が問題化するなか、ほとんどの電話・ノートパソコン等の製造メーカーは、1日の利用制限機能を機器に搭載しているそう。
インターネットでもっとも多くアクセスされているサイトはGoogle
10億を超える数あるサイトの中でも、王者はダントツでGoogle。アクセスランキングサイトの<Alexa>によると、世界で最もアクセスされているのはgoogle.comとのこと。続いて2位がyoutube.com、3位は中国語のサーチエンジンbaidu.comだそう。
世界初の電子メールが送信されたのは1960年代
ごく基本的な形式の電子メールは、1960年代に完成したそう。ARPANET(アーパネット)システムを利用した、接続されたコンピュータ同士でごく基本的なファイルのやりとりだったとのこと。AOLのようなシステムができた90年代後半に入り、ウェブをベースにしたメールが広がり始めました。
YouTubeには毎分300時間分の動画がアップされている
YouTubeでは毎日50億もの動画が視聴され、毎分300時間分の動画がアップロードされているとか。同サイトは2005年に設立され、インターネットでも最も人気あるサイトのひとつに成長。これまでの再生回数トップは、「デスパシート」のミュージックビデオだそう。
インターネットが最速で使える都市はミネアポリス
アメリカ国内でインターネットが最も速い都市(メガバイト/秒で計測)は、ミネソタ州ミネアポリスだそう。次いでミネソタ州セント・ポールが2位、そして3位がジョージア州アトランタと続きます。
40%のアメリカ人がオンラインデートを利用
マッチングサイトの<eharmony>によると、アメリカの成人のうち40%がオンラインで交際相手を見つけているとの結果が。また4000万人のアメリカ人がオンラインデートサービスを利用していて、その数は年々増えているそう。
ダークウェブは存在する
日本では闇サイトとも称されるダークウェブ。いろいろな噂が流れていますが、事実も多くあるよう。検索エンジンで検索できない「深層Web」と言われるものの一部であるダークウェブは、違法な活動と関連があるものも多いのだとか。ほとんどの場合、高度に暗号化されていて追跡が難しいことが理由とのこと。
「オンラインですること」第1位は電子メール
オンラインポータルサイト<Statista>によると、アメリカ人の90.8%がインターネットを電子メールのやりとりに使っているそう。僅差でその次がショートメッセージ(SMS)やインスタントメッセージ(IM)の90.2%、3位が74.4%のSNSの利用と続きます。
次期アメリカ大統領はインターネットで決まるかも⁉︎
アメリカ世論調査団体「ピュー・リサーチ・センター」いわく、37%のアメリカ人がオンラインでニュースをチェックするのを好み、対してテレビを情報源にする人は41%まで減少しているそう。オンラインニュースを好む人の割合が年々増加しているため、政治家の選挙活動もそれにつれて変化していると言います。
※この翻訳は、抄訳です。
Translation: Noriko Sasaki(Office Miyazaki Inc.)