ダイアナ元妃の弟であるチャールズ・スペンサー氏が、Netflixで配信中のドラマ『ザ・クラウン』を観ていないことがわかりました。
チャールズ・スペンサー氏は、＜BBCラジオ4＞の番組『ブロードキャスティング・ハウス』に出演し、次のように語りました。
「そこには明らかに犠牲者が存在します」
「人々は今、『ザ・クラウン』のストーリーがいかに推測に基づいたものであるかを、3、4年前よりも理解していると思います。したがって、これが大まかな事実に基づいたフィクションであることも、多くの人が認識しています。人々を惹きつける何かがあるのかもしれませんが、私はもう疲れ果てました。昔から何も変わっていません」
2020年に、彼は同作品の制作チームから、ダイアナ元妃の「実家」であるオルソープ邸での撮影を依頼された際に、「実は『ザ・クラウン』から撮影できるかどうか聞かれたのですが、私はきっぱりとお断りしました」と、依頼を断ったことも明かしていました。彼は撮影を拒否した理由を次のように説明しています。
「私が心配しているのは、人々がこうしたドラマを見て、それがフィクションであることを忘れてしまうことです。特に海外の視聴者について、たとえば米国人が私に向かって、まるで歴史の授業を受けたかのように『ザ・クラウン』を観たと言ってくることもあります。けれどそれは違います」
また彼は、この番組が事実とフィクションの区別を難しくしていると考えているよう。
「推測や作り話がたくさん含まれていますよね。事実に推測や作り話を織り交ぜることはできますが、そうすることで何がフィクションなのかがわからなくなってしまうのです」
ダイアナ元妃の親族で、『ザ・クラウン』について語っているのは彼だけではありません。ヘンリー王子もまた、シーズン6はダイアナ元妃の人生最期の日々と、死後を大々的に取り上げた「センシティブな」内容であるためこのシーズンは観ない、と明かしたことも。
ヘンリー王子は数年前、ジェームズ・コーデン氏が司会を務める番組で、「私の家族や妻について書かれたストーリーを観るよりも『ザ・クラウン』を観る方がずっとマシですね。（このドラマは）明らかにフィクションなので気楽です」と述べました。
From: Harper's BAZAAR JP
