2023年11月から配信が開始されるNetflixの人気ドラマシリーズ『ザ・クラウン』シーズン6。そのエピソード2~4を担当したクリスティアン・シュウォチョウ監督が、「交通事故に遭い、死亡したダイアナ元妃の姿が映し出されることはない」と明らかにしました。

※この記事は、一部ネタバレを含みます。


監督によると、ダイアナ元妃が事故に遭うシーンの撮影は行ったものの、公開される作品のなかには登場しないと言います。その場面や遺体安置所に運ばれたダイアナ元妃を映し出さない理由について、監督は映画・メディア関連のニュースサイト「デッドライン」に対し、次のように語っています。

「誰も彼女の遺体を見たくないということは、極めて明確なことでした。議論の余地もなかったと思います」

エリザベス・デビッキが演じるダイアナ元妃が事故死するシーンの撮影は実際に行ったものの、それは、夫のチャールズ皇太子役の「ドミニク・ウェストの演技をサポートするため」だったと言います。監督は、「生々しい感情にあふれた」場面になったと撮影時の様子とともに振り返りました。

「(事故のすぐ後のチャールズ皇太子を描いた)ドミニクのシーンの撮影を行った病院には、エリザベスも同行しました。どれほど真に迫った演技だったか、彼女にはわかっています」
「俳優たちにはいつも、感情を深く掘り下げていくよう促しています。女王やほかのロイヤルたちは普段、私たちに感情を表して見せることがありません。ですが、公の目がないところには、別のその人たちがいるのです」
elizabeth debickik, the crown, season 6
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『ザ・クラウン』シーズン6のチャールズ皇太子とウィリアム王子(左)、ヘンリー王子

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The Crown: Season 6 | Date Announcement | Netflix
The Crown: Season 6 | Date Announcement | Netflix thumnail
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そのほか監督は、ダイアナ元妃の死後、エリザベス女王(イメルダ・スタウントン)とチャールズ皇太子がそれぞれ、元妃との会話を“想像する場面”が登場することを認めています。

ダイアナ元妃と一緒に事故に遭った恋人のドディ・アルファイド(ハリド・アブダラ)の死後に、父親のモハメド・アルファイド(サリム・ダウ)が息子と語り合うシーンも登場するそう。

また、監督は劇中に登場する亡くなった後のダイアナ元妃について、「亡霊と呼ぶのはやめましょう」と呼びかけています。

「チャールズ皇太子が(その場面の)その瞬間に、彼女とこんなふうに話し合いたかったと思っていることを、映像にしているのです。女王についても、同じことです」

シーズン6は、パート1が2023年11月16日、パート2が2023年12月14日から配信開始の予定。

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From Digital Spy via ELLE JP

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