2017年から自身のうつ病の治療に専念していた、人気シンガーのジャスティン・ビーバー(25歳)が、今年に入り音楽活動を再開。2月7日(現地時間)には、MTVの番組『Fresh Out Live』に出演し、メンタルヘルスケア活動に携わる大学生にサプライズで、10万ドル(約1098万円)を寄付したことが明らかに。


2月14日に世界同時リリースとなる新アルバム『チェンジズ』から先行して、新曲Intentionsを2月7日(現地時間)にリリースしたジャスティン。

そのMVが公開された数時間後、MTVの『Fresh Out Live』に出演。ジャスティンは、番組に参加していた彼のファンで、大学生のジュリー・コーカーさん(22歳)をステージへ招き、サプライズで10万ドル(約1098万円)の小切手をプレゼント。

Justin Bieber Storms MTV’s “Fresh Out Live” and Makes a Superfan’s Dreams Come True
Cindy Ord//Getty Images

実は、自身も過去にうつ病と診断されたことから、大学生のメンタルヘルス意識を高めるための非営利組織「アクティブ・マインズ(Active Minds)」の活動に参加したというコーカーさん。

現在は、米ニュージャージー州にあるストックトン大学の「アクティブ・マインズ」のリーダーを務め、メンタルヘルスの啓発活動を行っており、これまでにも自殺やうつ病、摂食障害に悩む大学内の3,700人近くの生徒を支援してきたそう。

この日はMTVで「アクティブ・マインズ」のプロモーション用動画を撮影するという目的で、同局を訪れていたコーカーさん。そこで、まさかのジャスティンからのうれしいプレゼントが! コーカーさんは、この資金を米ニュージャージー州にあるマンマス大学の大学院への進学費用に、また「アクティブ・マインズ」へ寄付する予定なんだそう。

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今年から音楽活動に復帰を果たしたジャスティンは、慈善活動にも力を入れているよう。人気ラップグループ、ミーゴスのメンバーであるクエイヴォがゲスト参加した新曲IntentionsのMVでは、虐待から逃れたり、経済的に恵まれない女性や子どもに住居を提供する、ロサンゼルスのNPO団体「アレキサンドリア・ハウス(Alexandria House)」を、ジャスティンとクエイヴォがサプライズで訪れ、彼らと交流し激励する様子が描かれている。

また、この撮影をきっかけにジャスティンは「アレキサンドリア・ハウス」の住民を支援する「インテンションズ・ファンド(INTENTIONS Fund)」という基金を設立。20万ドル(約2195万円)の募金を募る活動も行っている。

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Justin Bieber - Intentions ft. Quavo (Official Video)
Justin Bieber - Intentions ft. Quavo (Official Video) thumnail
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ジャスティン自身も、2017年から体調不良を訴え、うつ病の治療に専念するため音楽活動を休止。コーカーさんへの寄付は、メンタルヘルスケアの重要性を理解しているからこその行動だったのかも。