海外旅行を思いっきり楽しみたいものの、長時間のフライトで十分な睡眠が取れず、疲労が溜まってしまうことも。先日、寝具ブランドの創設者がTikTokに「飛行機での睡眠に役立つヒント」を投稿。有益な情報を発信してくれたものの、コメント欄では議論が巻き起こっている。

飛行機での睡眠が快適に!?

飛行機での睡眠に役立つヒントを投稿したのは、枕やマットレスを販売する「Levitex」の創設者であるジェームズ・レインハート氏。同動画はLevitexの公式TikTokにアップされ、2024年1月31日時点で310万回以上も再生されている。

これはtiktokの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

レインハート氏が紹介した3つのヒントはこちら。

  • 座席をリクライニングする
  • 首を支える
  • 背中を支える

まずはじめにレインハート氏は、座席をリクライニングすることをおすすめ。

「椅子をリクライニングさせると体重が均等に分散され、おしりにかかる負担も少なくなります」

次に首を支えることが大事であるといい、低反発枕などは避けるべきとアドバイス。レインハート氏は、上着を首に巻いてゴムバンドやヘアゴムで固定することを推奨している。

「そうすると、頭が下がったり動くことがなくなり、首が支えられるようになります」

そして最後に、眠りに落ちるときは背中がしっかりとマットレスや背もたれに触れているのが重要だとコメント。椅子に座って寝る場合は背中と背もたれの間に隙間があいてしまうため、そこにクッショを入れるとしっかり支えることができ、多少はよく眠れるようになるそう。

また、テーブルの上に腕を組んで頭を乗せ、前のめりの姿勢で寝ることは「絶対しないでください」ともアドバイスしている。

pillow and headphones on seat in airliner
Stephen Swintek//Getty Images

コメント欄では議論が巻き起こることに

すぐにでも真似できるライフハックを紹介してくれたものの、視聴者にとっては“飛行機でのエチケット”を無視することになるといった意見も寄せられているよう。特に座席をリクライニングをするというアドバイスに対して、コメント欄では議論が巻き起こっている。

「人の邪魔になるからリクライニングはしない」「前の人がリクライニングをしていると座席から立つのが難しい」という意見から、「前の人がしているなら自分もすればいい」「何時間もするフライトをリクライニングしないのは無理」という声などが寄せられた。

    “リクライニングをする/しない”論争を巻き起こした同動画には、2024年1月31日時点で1,100件以上ものコメントが届いている。

    ヨーロッパを拠点に活躍するエチケットの専門家であるカタリナ氏は、自身のTikTokで「座席にはリクライニング機能があるので、やっていけないことではありません」と言いつつ、「リクライニングをする前に、後ろの人が食事中ではないか、映画を観ている最中ではないかなど、確認する方がマナーとしてはいいでしょう」と述べている。