ジーンズのポケットや、デニムジャケットの背中の部分をキャンバスにして、ゴッホやモネなどの名画を描くアーティスト、ケスラー・ラミレスさん。彼女の創り出す作品は、SNSでも大人気に!

大学を卒業後、フルタイムでの仕事を探している間のビジネスとして、自分で仕入れたヴィンテージデニムをアプリで販売していたケスラーさん。ジーンズを作る過程で大量の水が使用されていると知り、ヴィンテージデニムをはいてもらうことでサステナブルな取り組みにつながるのではないかと考えたという。

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実は、小さなころから絵を描くことが大好きだったというケスラーさん。あるときデニムに絵を描くアーティストを見つけ、彼らに触発されたそう。そこから、美術史に残る名画をデニムのポケットを描くことに挑戦。2017年からは、そのデニムを販売することにしたのだとか!

毎回パブリックドメインで利用できる作品から、ポケットに合うものをピックアップして制作。まずはポケット部分を白く塗ってキャンバスを作り、そこからボールペンで下書き、最後にペイントしていく…という細かい作業の連続で、1つの作品を作るのに最大で30時間かかることも!

これまで、様々な名画からインスピレーションを受けて作品を制作してきた中でも、お気に入りはゴッホとモネ。ふたりの絵はデニムとの相性もいいとケスラーさんは語る。また、リスペクトしながらこうして作品を作ることで、フォロワーやファンに美術のすばらしさを知ってもらいたいという願いもあるのだとか。

「芸術家たちが取り組んでいたアートの歴史、その遺産、そしてそれがどれほどユニークで特別であるかを知ってもらいたいんです」

最近では、ジーンズのポケットだけではなく、デニムジャケットの背中部分にも絵を描くことに挑戦。ケスラーさんの作品は、年に数回発売するそうで、次回は8月30日とのこと! サステナビリティにも貢献し、アートも楽しめるというすばらしい作品、ぜひチェックしてみて♡