独身のままいい年齢になって、久しぶりに地元で親戚たちと集まったりすると、「まだ結婚しないの?」とみんなから質問され、ぐったりして帰路につく…なんてエピソードは、日本でもよく聞く話。
でもそれはどうやら、デンマークの若者も同じのよう。なんでもシングルのまま25歳の誕生日を迎えると、とある"洗礼"を受けるのだとか。
コスモポリタン イギリス版によると、その洗礼とはなんと「シナモンぶっかけの刑」! 椅子や街灯の柱に縛り付けられた挙句、頭から大量のシナモンパウダーをかけられてまっ茶色にされてしまうという…これはどうやら昔からの風習で、男子も女子も、シングルで25歳の誕生日を迎えてしまうとシナモンまみれにされちゃうらしい。
もちろん刑といっても、今やお祭りイベントなので、全員が全員やるわけではなさそう。「みんなで面白おかしくお祝いをする」的なノリなのだとか。今の時代、25歳で独身なんてたくさんいるはずだし、25歳で結婚してる人の方が少数派かもしれないし。
でも、なぜ25歳なのか? そして、なぜシナモンなの…?
言い伝えによると、「16世紀のスパイス商人の若者たちがスパイスの貿易に夢中になるあまり婚期を逃し、パートナーを見つけられずに独身のまま人生を終えてしまった」という逸話からきているのだとか。当時の結婚適齢期はものすごく若かったので、25歳を過ぎたらもうパートナーを見つけるのは絶望的だとされていたよう。婚期を逃してしまうほどスパイスに夢中になるんだったら、お望み通りスパイスまみれにしてやる!という感じ?
仕事や趣味に夢中になるのもいいけど、もしかしたらいい出会いやチャンスを見逃してるかもしれない私たち。ちゃんとアンテナを張ってないと、スパイスまみれにされちゃうかも!?
※この翻訳は、抄訳です。
Translation: Captain & Me, Inc.