2016年のローンチから約8年にわたって運営をしてきた「コスモポリタン日本版」ですが、運営会社であるハースト婦人画報社の「事業の選択と集中」という企業戦略から、運営の終了とサイト閉鎖が決定いたしました。多くの皆様にとって突然のお知らせとなりますことを深くお詫び申し上げます。
サイト閉鎖までのスケジュールは、以下の通りです。
- 新規記事の配信やSNSでの投稿など:2024年3月31日まで
- コスモポリタン日本版サイトの閉鎖:2024年5月8日(以降は、ハースト婦人画報社のコーポレートサイトへ自動的に遷移)
SNSアカウントの今後については、以下の通りです。
- X、Facebook、TikTok、LINE:2024年5月8日をもって閉鎖
- YouTube:2024年内まではアカウントの保持を予定(アーカイブとして視聴が可能です)
- Instagram:2024年内は鍵をつけプライベート化(フォローをしたままであれば、アーカイブとして閲覧が可能です)
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編集部からのメッセージ
2016年、日本では今以上に性や社会について語りづらいという偏見や風潮が根深かった中で、大きく「SEX」や「女性の自立」という見出しを立てながら、女性やマイノリティのコミュニティに光を当てるべく立ち上がった、コスモポリタン日本版。
多様な価値観や生き方の選択肢を提示するエンパワメントメディアとして、毎年3月には「女性史月間特集」、6月には「プライド月間特集」を行うなど、ジェンダー平等やダイバーシティ、LGBTQ+、メンタルヘルスなどの社会派トピックについて、識者やコミュニティの皆さんのサポートを得ながら、共に社会課題について考えを巡らせてきました。
実は、ローンチ当初は「Fun, Fearless Female(大胆で前向きに人生を楽しむ女性たちへ)」という言葉を掲げていました。女性が性や社会について主体的に語ることには“大胆さが必要”だと捉えられていた当時の風潮を受けてのものでしたが、気づけば、少しずつこの言葉にもどかしさを感じるようになっていました。それは、コンテンツづくりを通して多くの人や視点に出合い、その声を聴き、活動を目の当たりにし、発信していくうちに、性や社会について語ることはもっと当たり前のことであるべきだと痛感したからでした。
これまでコスモポリタンを愛読し、応援してくださった読者の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
コスモポリタンが、誰かにとって少しでも、一人じゃないと感じられる瞬間をもたらせていたら、周りに馴染むために自分を変えたり隠す必要なんてないという思いの背中を押せていたら、自分の中にくすぶっていたモヤモヤを晴らしたり、こびりついていた固定概念を剥がしたりするような気づきにつながっていたら、と願っています。
最後に、コスモポリタンの在り方に共感し、ともにコンテンツづくりに携わってきてくださった皆さまにも、この場を借りて心からの感謝を申し上げます。
コスモポリタンで触れた“気づきの種”が、この場がなくなってからも皆さまの中につづいていきますように。残された時間はわずかですが、最後まで包括性と公平性をもった情報の発信に励んでまいります。
With all the love and high-fives,
心からの感謝を込めて。
コスモポリタン編集部
本件に対するお問い合わせ先
- コンテンツに関するお問い合わせ:cosmo_ed@hearst.co.jp
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