仕事や人間関係によるストレスがたまり、1日の終わりには疲労で何もできないこともあるはず。先日アメリカで行われたある調査では、ストレスが多かった1日の最後に“料理”をして、自分を癒やしている人が多くいることが明らかとなった。
料理が心を癒やしてくれる!?
健康アプリ「Noom」の委託を受けたOnePoll(世論調査を専門とする国際的な市場調査機関)は、定期的に料理をするアメリカ人2,000人を対象にある調査を実施。<NEW YORK POST>によると、80%の人がストレスが多かった1日の最後に自分を癒やす方法として料理を行っており、65%の人が他人を癒やす方法としても食べ物を活用していることが明らかに。
さらにコンフォート・フード(心が安らぐ/元気が出る食べ物)として人気だったのは、主に以下の5つ。
- アイスクリーム(34%)
- ピザ(31%)
- パスタ(24%)
- ハンバーガー(22%)
- グリルドチーズ(19%)
また4分の3以上(78%)の人が、料理は心を落ち着かせるのに効果的であると回答しているとのこと。Noomの心理学主任であるアンドレアス・ミカエリデス氏によると、「料理のようなタスクによって癒やしやリラックス効果を見つけるのは、とても簡単なこと」なのだそう。
「料理は一つのタスクに集中し、リフレクション(内省)を行うことができ、自分自身に栄養を与え、気分を良くするポジティブなものを作り出す方法なのです」
1日の終わりにストレスを感じている人がほとんど
同調査では、90%の人が1日の終わりには何らかのストレスを感じていることが明らかとなり、4分の1以上(28%)の人は1日が終わったときに、ストレスを「いつも」または「しばしば」感じると回答。
1日の終わりに感じるストレスの原因は、仕事(40%)、しなければならないこと(32%)、社会生活(28%)であることが多いよう。また調査結果によると、1日の終わりにストレスを解消する最も効果的な方法としては、以下の行動があげられている。
- 音楽を聴く(35%)
- テレビを見る(34%)
- お風呂につかったり、シャワーを浴びる(34%)
- 快適な食事をする(23%)
- 料理をする(21%)
さらに、3人に2人(65%)は、料理番組や動画などの食べ物に関連するコンテンツをみることで、リラックスできると感じているとのこと。3分の1の人は寝る前に心を癒やすために、「いつも」または「よく」食べ物関連のメディアをみていることも明らかになっており、平均的な人は1週間に13本の食に関する動画を見ているそう。
ストレスを和らげるタスクTOP10
料理の他にも、以下のタスクがストレスを和らげてくれると回答している。
- 料理(65%)
- 掃除(31%)
- ガーデニング(30%)
- 洗濯(25%)
- 洗濯物をたたむ(23%)
- 芝刈り(22%)
- 皿洗い(20%)
- 整理整頓(20%)
- 掃き掃除、掃除機がけ、モップがけ(19%)
- 草取り(18%)