米テネシー州に暮らすローレン・メイナーズさんは、2019年にパートナーのカイナンさんと結婚し、昨年5月には待望の第1子カイリーちゃんが誕生しました

。<boredpanda>や<the dodo>などの現地メディアによると、愛する我が子と対面を果たすまでの間に、実は彼女にはもう一つ、とても素敵な出会いがあったそう。

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結婚する何年も前から、動物保護や預かりボランティアの活動に情熱を注いできたというローレンさん。しかしカイリーちゃんを妊娠し、出産が間近に迫ったとき、彼女はこれらの活動をしばらく休止することに決めたのだとか。

「私が預かる動物たちは通常、リハビリ中だったり、病気がちな子が多いので、細やかなケアを必要とします。自分の子供が産まれたら、動物たちのお世話をするための十分な時間が取れないと思ったんです」

ところが、その後ほどなくして、ローレンさんはこの決意を翻すことになります。理由は、後に彼女が「ダヴ」と名づける、白いメス猫に出会ったからでした。

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妊娠中の野良猫との奇跡的な出会い

それは、ローレンさんとカイナンさんが外で朝食を取り、車で家に向かっていたときのこと。ある駐車場の前を通りかかった際、怪我をしている猫の姿が視界に入ったそうです。車を停めて近づいてみると、すぐにその猫が妊娠していることも分かりました。

当時の様子を、ローレンさんは次のように振り返ります。

「ダヴはガリガリに痩せていましたが、お互いに妊娠中だったこともあってか、彼女に親近感を覚えました。そこで、持っていた食べ物で彼女をおびき寄せ、私のジャケットにくるんで、動物病院に連れて行くことにしたんです」

病院での診察を終えた後、ダヴを自宅に連れて帰り、落ち着ける場所を提供したというローレンさん。

その後彼女とカイナンさんは、ダヴに飼い主がいないか聞き込み調査を行いましたが、判明したのはダヴが野良猫であること、そしてかれこれ1年以上、近所のカフェのゴミ箱をあさって生き抜いてきたという事実だけでした。

「保護シェルターも当たってみましたが、どこもいっぱいの状態で…彼女がこの先、外で子猫を育てていくことを思うと、どうしても放っておけませんでした」

こうしてローレンさんは、ダヴが無事に出産し、生まれてくる子猫たちにも里親が見つかるまで、責任を持って面倒を見ることを決めたのです。

同じ日に出産!

結果、この選択はローレンさんにとっても大きな癒しとなりました。お腹に命を宿した母親同士の間には、瞬く間に特別な絆が芽生え、出産までの期間を常に一緒に過ごしたそう。

「ダヴも私が妊娠中だと分かっていたのでしょう。仲間だと認識していたみたいです。私に見せる態度と違い、彼女が夫を信頼するまでには時間がかかりましたから(笑)」

そしてついに、カイリーちゃんが生まれる日がやって来ました。病院で無事に出産を終え、我が子を胸に抱く喜びに包まれたローレンさん。

さらに、退院して自宅に戻ると、もう1つハッピーな出来事が待っていました。時を同じくして、ダヴもまた、6匹の赤ちゃんを産んでいたのです!

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ローレンさん曰く、「正確なことは分かりませんが、同じ日に出産した可能性が高い」とのこと。ダヴと一緒に出産を頑張ったこと、そして、カイリーちゃんと子猫たちが共に育っていく姿を見て過ごした時間は、彼女にとってかけがえのない思い出になりました。

その後、ダヴと子猫たちにはそれぞれ里親が見つかり、現在は飼い主からたっぷり愛情を受けて、幸せに暮らしているとのこと。また、里親はいずれもローレンさんの知人たちなので、今でもカイリーちゃんを連れて、ダヴや子猫たちに会いに行っているそうです。

共に励まし合い、出産という大仕事を成し遂げたローレンさんとダヴは、まさに“戦友”。彼女たちと、大切な家族の幸せが、これからも末永く続きますように。